小悪魔☆ハニーvol.42《T.MASUDA》 (ページ29)

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story2028＊北山先輩ページ29

北山side…

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昨日の話を思い出し
有岡の事をしばらく観察。

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顔…

仕草…

表情…

…いや、別にこれといって何も無いし
ﾄｷﾒｸことも無いw

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それよりも仕事をしないでﾌﾗﾌﾗとﾃﾞｽｸを離れたりする尾関の方がよっぽど気になった

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注意はした方がいい

でも別に尾関はｵﾚの後輩でも
友達でもねーし…

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不本意だけどｵﾚのﾍﾟｱは有岡で。
どちらかと言うと尾関は仕事できる方の人間だっただけに残念。

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午前の業務を終え
昼休み。

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昼飯…どこで食べようかな

．

社外に出ようとｴﾚﾍﾞｰﾀｰに乗り込むと

「お、北山じゃん」と声をかけられ

「一緒に飯行こーぜ」と同期に誘われた。

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ﾄﾞｱが閉まる寸前…

部署から有岡と尾関が2人仲良く話しながら出てくるのが目に入った

ｵﾚには気がついてない

その方が良かった。

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声をかけてきた人物は
今話題の尾関の元ｶﾚ…

ｵﾚの同期。

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ｽﾗｯとした高身長にｲｹﾒﾝ。
高学歴に高収入。
社内でも人気が高い男だ

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無類の女好きを除けばﾊﾟｰﾌｪｸﾄな男。

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ｵﾚらは近くのｶﾌｪに入り
男ばっかでﾊﾟｽﾀﾗﾝﾁw

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お互い忙しくてなかなか飲みにも行ってなかったから
ﾗﾝﾁしながら近況報告しつつ盛り上がった

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話が盛り上がってきたとこで
それとなく。
尾関のことを聞いてみよーかな…

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北山「で。お前今彼女とどーなん？」

××「彼女??」

北山「あれ、彼女いなかったっけ？」

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××「ひょっとして国内企画部の子??」

北山「そーそー」

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すると「あーあの子ねw」って
ちょっとﾆﾔついた顔で「彼女じゃないよ」と
笑う

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××「彼女作らない主義w」

北山「へーw」

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××「尾関さんにもそう伝えたんだけどなー」

北山「そーなの？」

××「彼女にはなれないけどいいの？って」

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…ん??

××「そしたら。それでもいいって言うからさ」

北山「だったら付き合ってないじゃん」

××「そー言ってんじゃん。」

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北山「尾関の思い込みか」

××「束縛されたり、行動監視されんの1番嫌いなんだよね、ｵﾚ」

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…なるほど。