story2014＊…涼介 ページ15
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A「先輩、お先に失礼します♪」
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Aが話しかけるけど北山さんは
「おぅ…」と言っただけで特別顔を向けることなく
「明日遅刻すんなよ」とだけ。
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この人は優しいのか冷たいのか
よくわからない人だな
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ｺｿｯと「あの人置いてくの？」ってAに聞くと
「居心地いいんじゃない??気に入らないと帰っちゃう人だからw」ってｸｽｸｽ…
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あの人ｶｳﾝﾀｰに置いていかれても困るんだけどw
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Aは「じゃぁね」って
店を出て…。
少し客足が落ち着いた頃「遅れたーーー!!」って
伊野尾が慌ただしく店に来た。
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涼介「遅っw」
伊野尾「ｾﾞﾐの先生話ながいんだもーん!!」
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その声を聞き…ﾊﾟｿｺﾝを打つ手をとめ。
北山さんは振り向いた。
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伊野尾「あれ？」
北山「相変わらずうるせぇ高校生w」
伊野尾「…ﾏｽﾀｰ…なんで??」
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涼介「なんでって…」
北山「飯食いに来たw」
伊野尾「ほぇ？1人で??」
涼介「…w」
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北山「ｵﾚ1人でここにはこねーよ」
伊野尾「ってことは…!!」
涼介「残念w一足遅かったなw」
伊野尾「えぇー!!A来てたの??ねぇ、来てたの??」
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「会いたかったー!!」…
…うるせぇw
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悔しがる伊野尾の姿が面白かったのか「有岡ねぇ…」って北山さんは苦笑い。
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涼介「Aみたいなﾀｲﾌﾟ苦手ですか??」
北山「というか良さがわからん」
涼介「良さ…ねぇ。」
北山「…あ。ﾏｽﾀｰ。ｹｰｷとｺｰﾋｰ」
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…ｹｰｷ。
A持ってっちゃいましたけど。
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それを伝えると「…ｱｲﾂ…!!」って言いながら
「じゃーｲﾁｺﾞの方。」って言われ…仕方なく。
ｲﾁｺﾞのｼｮｰﾄｹｰｷとｺｰﾋｰを提供した。
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北山「ﾏｽﾀｰは？食わないの？」
涼介「…じゃぁｵﾚもw」
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さっきまでAが座っていた席に座り
ｵﾚは自分のｺｰﾋｰをいれ、ｹｰｷをパクついた
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…伊野尾。ごめんなw
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このｹｰｷ甘ったるくなくて美味しい!!
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北山「ﾏｽﾀｰ。有岡とはどーゆー仲なの？」
涼介「想像にお任せしﾏｽ」
北山「…ﾏｽﾀｰさ。新しい恋とかする気ない??」
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「さっきｱｲﾂと話してた会社の女。どう？」って。
北山さんはｵﾚに話を振ってきた。
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2019年10月3日 21時
