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A｢雨…やまないね」
早めに夕ご飯を一緒に食べたｵﾚ達。
もちろん餃子 w
50個のうちｵﾚ1人で35個くらい食べた。
ﾋﾞ-ﾙ飲みてー‼って思ってたけど
Aを送って行かなきゃいけないから我慢した。
この日は結局1日家から出なくて..
Aは残念そうに窓から外を見てはため息。
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天気だけは仕方ない。
さすがのｵﾚでも晴れには出来ねー…
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それに、雨だから動物園には行かなくて済んで
ｵﾚとしてはﾗｯｷ-だった
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増田｢A…？」
A｢…？」
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増田「…おいで。」
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残念そうに窓の外を見るAを呼んだ。
振り向いたAに「ｺｺ...。」って膝をﾎﾟﾝﾎﾟﾝすると
照れたように笑ってｵﾚの膝に跨った。
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ﾁｮｺﾝと座ったAは目元をふにゃっと緩ませて「餃子たくさん食べたから重いでしょ？」って笑う。
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ｵﾚは何も言わず、Aの頭を撫でた。
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増田「A…昨日の話だけどさ」
A「昨日？」
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増田「お前…なんでﾊﾞｲﾄしたかったの？」
A「…あー…。それはね、買いたいものがあったから、だよ。」
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増田「買いたいものってなんだよ」
A「…秘密…。」
……。
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増田「…教えろ」
A「…⁇‼」
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増田「もうこれ以上秘密は作るな」
A「貴久っ…⁇」
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Aの腰をｸﾞｲｯと引き寄せ
鼻と鼻がぶつかるくらいに顔を寄せ
ｵﾚはAをﾜｻﾞとﾋﾞﾋﾞらすように低い声で話した
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Aが言う「秘密。」。
でもちょっと秘密が多すぎる。
…あの現金のことも秘密？
あんな店でﾊﾞｲﾄしてたのも秘密…
秘密が増えるたびにAのｺﾄがわからなくなって、どんどん遠くに行くような気さえしてくる
ｵﾚの知らない時間。
ｵﾚの知らないAが増えていく。
…そんなことは許さない。
．
増田「お前の買いたいものってなんなんだよ」
A「…。」
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増田「ｵﾚには言えないもの？」
A「…。」
増田「それとも…ｵﾚ以外。の誰かに買うつもり？」
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2017年11月30日 20時
