story1392*YUYA.T ページ42
手越side…
.
「好き…。」
背中にあった手が…お腹に回る。
ミユキの体温が…背中にくっついて
今にも泣きそうだった。
.
ミユキ「…怒ってる?」
手越「……。」
.
ミユキ「…そりゃそっか。
二股…かけてたんだもんね。」
手越「……。」
.
いつになく優しい口調。
最後だから、かな。
.
ミユキ「…祐也…ありがとね」
手越「……。」
.
ミユキ「…すっごく楽しかった」
.
ミユキが背中で泣いている
…こんなに弱虫だったっけ。
.
いつもしっかりしてて…姉御肌。
しょっちゅう怒られて…ケンカしてた
.
それなのに…
今日の彼女はとても女らしい。
こんなに女らしい一面もあったんだって…
今更ギャップに…惹かれてる。
.
オレのお腹にある彼女の手をそっと掴み「ごめん」と一言謝った。
手越「…こんな彼氏でごめん」
ミユキ「……。」
.
手越「もう…ここには来ない」
ミユキ「……。」
.
手越「…ミユキの気持ちに気がつかなくてごめん」
.
…終わるんだなー…って。すごく冷静になった。
.
ミユキがオレの言葉を…そこまで大切にしてくれていたなんて、知らなかった。
「君が1番…」なんて
口説き文句みたいなもので
正直ミユキに言ったのは数えるほどしかない。
.
ミユキ「…愛してた。」
手越「…。」
.
ミユキ「…でも嘘つきは…嫌い。」
手越「…。」
.
最後に…抱きしめようかと思ったけどやめた。
掴んだ手をそっと離し…
オレはそのまま靴を履く。
.
なにか…
なにか言わなくちゃ…
.
とっさに振り向いた時。
ミユキの後ろには…こちらを向かず座っている千葉さんの姿
そっか。
もう必要ないんだっけ、オレ。
だから右手を出した
…ゆっくり繋がった右手。
.
手越「今までありがとね。」
ミユキは…ニッコリ笑ってた
ミユキ「あ…。そういえばあの泣き虫な子にもよろしくね」
手越「泣き虫な…あ。A?」
.
ミユキ「…私達みたいに…ならないでって」
手越「…。」
ミユキ「増田さんのそばにいてあげてって」
「じゃぁね」。
それが…オレたちの別れの言葉だった
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Milk−T(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます♪まさかそこにいるとは思ってないもんね。小さな嘘はやがて大きくなる。その嘘がどうなっていくのかうーん・・。更新頑張ります♪ (2017年8月30日 16時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - ゆっぴーさん» コメントありがとうございます。辛いですよね、スイマセンw頑張って更新しますのでお待ち下さいね♪ (2017年8月30日 14時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - 唯莉さん» ドキドキしてもらえて嬉しいです♪更新お待ち下さいね。 (2017年8月30日 14時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 後,増田さんと希さんのことはここで何とかしないとマズいんじゃないでしょうか?と言うかホントにしぶとく残りますね。 (2017年8月30日 12時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - と言うか手越さんの彼女さん怒って手越さんに言えばよかったと思います。こんなことを言ったら何ですが結局自分も浮気した彼氏と同じになってしまいましたね。汚れた物同士みたいな。最悪と思う人と同じことしてどうする!って思いました。私は嫌いな人と同類は嫌です! (2017年8月30日 12時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年8月17日 16時