小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

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旦那さん「…僕のこと。少し話してもいいですか？」

増田「ぜひ。」








…男2人。
ﾋﾞ-ﾙ飲みながら語り合う事にした。
「ごめん、先に寝るね？」って言う吉川に
旦那さんは一旦席を外し…また座る。









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吉川が寝るとｶﾞﾗｽのｹ-ｽからｳｲｽｷ-を取り出し…
とっても高級そうなﾜｲﾝｸﾞﾗｽにﾜｲﾝを注いだ。








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増田「これって…ﾊﾞｶﾗじゃないですか⁈⁉」

旦那さん「ご存知ですか？」









ｸｽｸｽ笑いながら乾杯。
けど。こんな高級ｸﾞﾗｽで飲むのは緊張する…
酔えねーよw






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そのおかげで藤岡さんとは
しっかり語り合った。








．




ｵﾚの予想通り…藤岡さんは只者じゃなかった。









30代で会社役員。
野心家で…周りを蹴落としてもなんとも思わない。

女遊びもﾊﾝﾊﾟなくて…
金回りもとても良かった人。
そんな中で働いていて。








…でもそのせいで人を信じられなくなり
突然会社を辞めた。









その途端…
仲間だと思っていた人はあっという間にいなくなり
彼女だと思っていた女の人もいなくなった。









．




旦那さん「お金があるからみんな友達のふりをしていただけだったとわかった時は…泣きましたね」


増田「…。」








．


旦那さん「そんな時…出会ったのがﾘｻちゃんでした。」

増田「へぇ…」








．


旦那さん「…たまたまｺﾝﾊﾟﾆｵﾝとして。その場にいたんですけどね。その時に一喝されて。
ちゃんと叱ってくれる人がいるんだなって思いました」


増田「…。」







．




旦那さん「…あんな彼女ですけど…。
Aｻﾝと同じです」

増田「Aと？」







．



旦那さん「…すごーく泣き虫で。甘えん坊。
人のことばっかり心配して…」

増田「ふはは…。」









．




旦那さん「だからこそ。Aｻﾝが可愛くて。
増田さんが彼氏だって知った時は…泣いて喜んでました。」

増田「ありがとーござぃ…w」






．






旦那さん「”私の初恋の人が彼氏で良かった”って。」

増田「…へ？」







．





旦那さん「…ﾘｻちゃんの。初恋の人…だったみたいですよ？」

増田「ぇ…えぇー⁉」







．







嘘っ⁉









そっかー…両想いだったんだ。








旦那さん「でも…もっと強引に「ｵﾚが守ってやるっ」って言って欲しかったそうですw」

増田「ふはっ…ははw」







…そっかー…

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