小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

story1264 ページ14

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大貴は真剣にﾘﾌﾃｨﾝｸﾞしてるから
邪魔しないように近くで見てたんだけど


「視線がうるさい…」と怒られたw









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正直ｻｯｶ-はｵﾚより手越の方が上手いからな。
大貴は何度か練習して…１０回。









増田「すげー。10回出来た‼」

大貴「やった‼」









あんまり真剣だから…ｵﾚが途中でｼﾞｭ-ｽ買いに
出かけたことにも気がつかず無邪気に喜んでる








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増田「ほい。」

大貴「ありがと…」









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大貴は受け取るとそのままｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ飲み始めた。
…直接家に行くより大貴にきこう…








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増田「なぁ…。A、いる？」









大貴「ブハッ…ｹﾞﾎｯ.....ｹﾞﾎ...」

増田「何やってんだw」









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大貴「だって急にさー…」

増田「別に変なこと聞いてねーじゃん」









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「いるよ」って返事を待ってたんだけど。
大貴は「出掛けたよ」って答えた。






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増田「え？いねーの？」

大貴「うん。」









増田「誰と出掛けたの？」

大貴「友達。夜ご飯も食べてくるって」

増田「大学の友達？」









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大貴「気になるなら、本人に聞けよー…」

増田「聞けないからお前に聞いてんじゃん」









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ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ.....。
大貴はなんだか不機嫌で。
ｵﾚに会ったのが嫌。みたい。








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Aも大貴も分かりやすい。
何かあったんだ、ってすぐに気がついた









だけどそれを聞いたって
2人とも素直には話さないこともわかってる









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大貴「ねー…。問題解決した？」









…唐突に大貴に聞かれて
思わず答えに詰まる









．




大貴「早く姉ちゃんを迎えに来いよ」

増田「わかってる…」









．




大貴「わかってるって…2週間も経ったじゃんよ」

増田か「なかなか難しいんだって…」









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大貴はとても寂しそうで。
ｵﾚもすごく申し訳なく思った









.






大貴「…姉ちゃん。最近少し元気になって来たよ」









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それっていい話じゃないのか？









増田「そっか。少し落ち着いたんだ」

大貴「…まっすーが入院した後から…
少しずつ元気になって来たよ…」









それを聞いて「ｵﾚに会えたからかな」って
都合のいいように解釈した。









大貴「…やっぱり元気な姉ちゃんのがいい…」









…。

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