交際を前提に友達になりました【桃】

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「初めて言われたわ」

「なんて言うか、幼いって言うよりも実年齢が分かりにくいって感じかな？」

「そうかなぁ」

「大人っぽい高校生って言われれば納得もするかな
でも、実年齢より年上には見えない」

「高校生！？
いやいやいや、10年くらい前！w」

「まだ制服着れんじゃね？」

「コスプレ感出ない？
大丈夫？」

「お前、28歳で制服着てる俺に言うか？」

「それはごめんw
でもさ、さとちゃん達は顔隠してるじゃん！
私が活動するってなったら絶対顔出しだもん」

「ほう
顔だしてたら似合わないと？」

「いや…28歳で似合ってる方がどうかと思うけど」

「…ん、確かに」

「子供組は顔出ししててもまだ似合いそう」

「もう20歳超えてるけどねw」

「んじゃ、まぁそろそろ行くか
家に着くの夜になりそうだし」

「あ、そうだね」

「これからどこか行くんですか？」

「新居の家具を見に行くんだよ
お前らは？」

「俺たちは今度の撮影用に服を見に行く予定」

「え、今度私服で撮影あるの！？
なにそれ、神回」

「あ、そういうところはリスナーさんだw」


子供組とはここで別れて、さとちゃんと2人で家具を見に出かけることになった


「何必要？」

「とりあえず、タオルとかの日用品かなぁ」

「ベッドは？」

「ベッドやソファー、カーペットはもうネットで買ってあって、明日の午前中に届く予定」

「あ、そうなの？」

「そうそう」

「…それさ、今日はどこで寝るつもり？」

「え、床」

「は！？
まだ夜寒いし、体痛くなるぞ！？」

「まぁ、タオルケットは持ってきたし、平気でしょ」

「…お前、本当に女かよ」

「女だよ？」

「…今日は俺の部屋に泊まれ」

「いや、遠慮するわ」

「布団のないお前に拒否権はない！」

「無理だよ！
さとちゃん家に泊まるとか！」

「1回泊まってるんだからいいだろ」

「あの時はみんないたし！」

「わかったよ！
みんなを呼べばいいんだろ！？」

「そういう問題じゃないよ！？」

「床で寝るとか有り得ねーから！」

「なんで！？」

「むしろ、なんでいけると思ってるんだよ！」

「ダメ？」

「ダメ
ほら、買い物して荷物置きに行って俺ん家行くぞ」


結局、半ば無理やり買い物を済ませて、さとちゃんの家に連れてこられた


「…お邪魔しまーす」

「早く上がれ」

「ううぅ…今からでも帰るよ？
あの、ほら、床でも…」

「は？」

「いえ、なんでもないです…」


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ホテルに泊まると言う発想のない人たち…

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