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「…今までも手を繋ぐくらいしたよね?」
「そうだけど…Aから手を繋いでくるのは初めてだから」
「…意外とウブなんだね?」
「やめて、まじで恥ずかしい」
繋いでない方の手で顔を覆ったさとちゃん
なにその、可愛い反応!!
てか、手は離さないんだね?
「話、続けて…」
ちょっと意地悪したい気持ちもあるけど、これ以上はさとちゃんがしばらく口を聞いてくれなそうだからやめて、また歩き出す
「…まぁ、私は自分が歌い手になるのは正直なところどうでもいいの
師匠が喜んでくれるからやってただけで、私は顔も知らない誰かのために歌みたを投稿することに興味無い」
「応援してもらえるの嬉しいよ
なにより、自分の言葉がたくさんの人に届くのは本当に楽しいし、嬉しいことだよ」
「ん、私はすとぷりにたくさん笑顔を貰って、たくさん支えてもらったから恩返しのつもりでやるからには全力で頑張るよ」
「Aもそのうち、俺たちの気持ちが分かるようになるよ
今度、俺とコラボしよう」
「うわっ…緊張する」
「STRIKE the PRISON!!一緒に歌っただろw」
「そうだけど…」
「お前なら俺の音域に合わせて歌ってくれるだろ?」
「それはさとちゃんから先に音源貰わないとだねw」
「渡す渡すw
歌慣れれば、メロディだけでも音合わせられるようになるだろ」
「…それがならないんだよ」
「歌い込みが足りないんじゃない?」
「…メロディのみで5時間聴き込んでも出来なかったのが、歌付きになると30分で合わせられるんだよ?
できるようになると思う?」
「…不可能はないよ、うん」
「さとちゃんが自信なさげにするのやめよ?」
「悪い…」
「ねぇ、謝るとか本当にやめて?」
私たちは顔を見合わせて笑った
さとちゃんと話すのは本当に楽しい
「A、俺が絶対に幸せにするから」
「…プロポーズ?」
「そうじゃなくて!
俺がプロデュースする以上、お前が活動を楽しいと思えるように、活動してよかったって心から言えるようにするって話
だから、心配せずに俺について来て欲しい」
「( °-° )」
「何その顔…ムカつく」
「いや、ちょっとびっくりした
私は何も心配してないよ
よろしくね、さとみくん」
「任せろ」
「じゃあ、さとみプロデューサーさん」
「ん?」
「…引っ越したあと、機材の調整お願いします」
「はい?w
家にはいられるの嫌なんじゃなかったのかよ」
「…まぁ、好きではないけど、仕方ないよね
私、機械苦手なんだもん」
「まじか」
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心葉(プロフ) - きらさん» ありがとうございます! 続編ですが、書いては消してを続けてるためもう少し待ってもらえると嬉しいです。 必ず鍵なしで公開します! (2021年9月12日 12時) (レス) id: 928472755c (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 心葉さんの作品とても好きで読んでいます。このお話の続編に鍵がついてるんですが依存の方みたくできたらまとめてという形でしょうか? (2021年9月12日 8時) (レス) id: b3386af755 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - あ、好きです。更新頑張って下さい!! (2021年6月1日 22時) (レス) id: f747d75688 (このIDを非表示/違反報告)
華夜@不登校 - 更新頑張ってください! (2021年5月23日 14時) (レス) id: aed8331ae4 (このIDを非表示/違反報告)
不登校女子☆ - すっごい面白いです!!続き楽しみにしてます!!これからも、頑張ってください!!! (2021年2月28日 20時) (レス) id: 28a98c1001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心葉 | 作成日時:2021年1月24日 1時