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A電話してもいい?
母さんと話したその足で私は車に乗り込んだ
どこかに行くわけではない
ただ、話を聞かれたくないだけ…
satomi俺からかけるからちょっとまってて
そのまま車で待ってる
でもその時間が私を冷静にさせた
本当にいいの？
さとちゃんを…すとぷりを…私が利用していいわけが無い…
さとちゃんは私が助けてと言ったら、助けてくれるだろう
だけど…私がやろうとしてることは本当に許されることなの？
さとちゃんから電話が来る頃には、私は混乱していた
助けて欲しい気持ちと利用することに対する罪悪感
もっと考えたら他の方法があるんじゃないの？
そもそも、私がmix師以外の人生を歩めばいいんじゃないの？
『もしもし？』
「も、しもし」
『何かあった？』
「…さとちゃん」
声が震える
さとちゃんのいつもより優しい声が、私の涙を誘う
私が泣くのはおかしい
これから図々しいお願いをする私が泣いてはいけない
『どうした？』
「…さとちゃん、ごめん
ななもりさんに会わせて欲しい」
結局私は自分の人生を諦めることは出来なかった
最後の悪あがき…これでダメならキッパリ諦めよう
『なんだ、そんなこと
珍しく電話したいとか言うし、電話したら泣いてるし、めちゃくちゃ心配したじゃん！』
「そんなこと…？
理由聞かないの？
さとちゃんを利用してメンバーに会わせてって言ってるんだよ？」
『Aが理由なく会わせてなんて言ってこないのはわかってる
…歌い手の話？
俺のサポートじゃ心配？』
「あ、それとは別件で…」
『なーくんと会う時、俺も同席していい？』
「うん…」
『こっち来れるんだろ？
いつ？』
「ら、来週なら何時でも…」
『ちょっと待ってろ
なーくん！
来週、いつ空いてるー？
来週？
水曜日の午後なら空いてるよー
じゃあ、予定空けといて！
あ、もしもし？
聞こえた？
水曜日の午後なら会えるって』
「…え？」
『ん？』
「メンバーといるの？」
『さっきまで企画会議してたから』
「…私、邪魔した？」
『いや、終わったところだから問題ない』
ありえないほどトントン拍子で進んでいく話
…なんか、もっと色々と言われると思って身構えてたんだけど…
「ほ、本当にいいの？」
『なに？
拒否して欲しいわけ？』
「そうじゃないけど…もっと罵倒されるかと…」
『しねーよ
お前の中の俺はどうなってんだよw』
なんか…私の方が戸惑ってる…
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心葉(プロフ) - きらさん» ありがとうございます！ 続編ですが、書いては消してを続けてるためもう少し待ってもらえると嬉しいです。 必ず鍵なしで公開します！ (2021年9月12日 12時) (
レス) id: 928472755c (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 心葉さんの作品とても好きで読んでいます。このお話の続編に鍵がついてるんですが依存の方みたくできたらまとめてという形でしょうか？ (2021年9月12日 8時) (レス) id: b3386af755 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - あ、好きです。更新頑張って下さい！！ (2021年6月1日 22時) (レス) id: f747d75688 (このIDを非表示/違反報告)
華夜@不登校 - 更新頑張ってください！ (2021年5月23日 14時) (レス) id: aed8331ae4 (このIDを非表示/違反報告)
不登校女子☆ - すっごい面白いです！！続き楽しみにしてます！！これからも、頑張ってください！！！ (2021年2月28日 20時) (レス) id: 28a98c1001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心葉 | 作成日時：2021年1月24日 1時
