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落ち着いた私とさとちゃんは午前中、不動産屋さんを2箇所行ってみた

こだわりの少ない私よりも、私の一人暮らしについて考えてくれたらしいさとちゃんがスラスラと条件を出してくれた

ただ、初めての一人暮らしなので見取り図ではピンと来なくて、次回は内見することになって、今回は資料を貰うだけで終わった


「何時に帰んの?
泊まれないんだろ?」

「うん
泊まりは無理…5時半過ぎの電車で帰る予定」

「んじゃ、あと5時間くらいか」


お昼前にさとちゃんの家の近くの目星をつけた不動産屋は行ったので、ここからは普通に遊ぶことにした


「とりあえず、ご飯食おうぜ
近くにパスタの美味しいカフェあるから」

「東京、全然知らないから助かる」

「だろうな」

「あ、あの!
ライラさんですよね?」


さとちゃんと歩いてると声をかけられた

ライラとは私の推し事用Twitterのアカウント名だ

私が声をかけられた瞬間にさとちゃんが被っていた帽子を深く被り直した


「そうだけど…えっと…どちら様でしょう」

「私、ころんくん推しのリンって言います!
ライラさん、リスナーの間では人気なので会えて嬉しいです」

「あぁ…」


私は普段からかっこいい系の服が好きでよく着てる

その格好でイベントに行ったりするので、何故かよく声をかけられる

まぁ、そのおかげでリスナー友達も沢山いるんだけどね


「…私の顔よく知ってるね
会ったことあったっけ?」

「え…ライラさん、イベントとかで皆さんと写真撮ってるじゃないですか
それで、Twitterにアップされた写真とか見させて貰ってかっこいい人だなって見てました」

「あー…そう言えば撮ったかも
え、アップされたのって2.3回じゃないっけ?」

「ぁ…じゃあ、これってもしかして」


そう言って彼女が見せてくれたのは、隠し撮りかなってアングルの写真だった


「まじ?
私、メンバーでもないのに、こんなことされてんの?」

「リスナーの中にはライラさんの隠れファン沢山いますよ」


そんな話知らない

私のTwitterにはそんな話回ってこない!


「嘘でしょ…」

「本当です!
私もその1人です!
だから、こうして会えると思ってなくて本当に嬉しいです
あの、良かったら握手してください!!」


あなたの推しと同じグループの人が私の隣にいますよ

なのに、私なんかと握手してていいんですか


なんて心の中で突っ込みながら私はリンちゃんと握手した

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心葉(プロフ) - きらさん» ありがとうございます! 続編ですが、書いては消してを続けてるためもう少し待ってもらえると嬉しいです。 必ず鍵なしで公開します! (2021年9月12日 12時) (レス) id: 928472755c (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 心葉さんの作品とても好きで読んでいます。このお話の続編に鍵がついてるんですが依存の方みたくできたらまとめてという形でしょうか? (2021年9月12日 8時) (レス) id: b3386af755 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - あ、好きです。更新頑張って下さい!! (2021年6月1日 22時) (レス) id: f747d75688 (このIDを非表示/違反報告)
華夜@不登校 - 更新頑張ってください! (2021年5月23日 14時) (レス) id: aed8331ae4 (このIDを非表示/違反報告)
不登校女子☆ - すっごい面白いです!!続き楽しみにしてます!!これからも、頑張ってください!!! (2021年2月28日 20時) (レス) id: 28a98c1001 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心葉 | 作成日時:2021年1月24日 1時

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