交際を前提に友達になりました.2【桃】

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『どんなサインにするか決まったの？』

「普段使いのサインは決まったので、明日…出かけるかは知らないけど明日からね」

『クジ用は？ 結局俺も見てないんだけど』

「そっちは今莉犬君に相談中
デザイン能力無さすぎて、普段使いもなーくんとさとちゃんにめっっちゃ相談した」

『謎の微調整にもめっちゃ付き合った
そんな微調整してもコピーじゃないんだから毎回全く同じサインなんて出来ないんだから諦めろって思ってた』

「ごめんてww
気になっちゃったんだもん(' ' ;)」

『お前のサインなんだから好きに調整したらいいんだよ？』

「なんかさ、私のサインがあるって不思議でならない
なんなら未だにだれが欲しい人いるん？ って気がしてる
あー…うん、こういうこと言うとね、みんな優しいから『私は欲しい！』とか言ってくれんの
嬉しくないわけじゃないけど…実感としてね、あんまりないんだよねぇ」

『…ライラの無自覚具合は今に始まったことではないからなぁ…
こればっかりは、みんながライラにサインを求めて少しずつ実感させるしかないんだよなぁ』

「やっぱり無自覚すぎんのかなぁ」

『それはそうだろ
見られる側っていう意識持ったほうがいいと思うよ』

「なんだろうね
配信や声を掛けてもらったらライラスイッチが入るから見られてるって意識になるけど、普段の本名ライラにその意識をするのはまだ難しいかも
少なくとも25年は見られる意識をしないで生きてきたから」

『その外見で生きてきて無自覚の意味が分からない
ナンパとかされたことないの？』

「…ん？」

『あるな』

「連絡先聞かれたり、お手紙を頂いたことは接客のバイト中に何度か…？
今はライラとして声を掛けて貰えるから本名として声を掛けられることはほぼないよ」

『え、それってさ手紙は普通の告白じゃないの？』

「そうなの！？」

『常連？ どんな内容だった？』

「えっと…特に覚えてない人だったかなぁ
内容は…いつも見てました？」

『怖い怖い怖い』


さとちゃんと一緒にコメント欄も『怖い』で埋め尽くされた


「え？」

『ストーカーでも可笑しくない案件じゃん！！』

「でもカメラのある店内で渡されたし…何かあれば顔はわかるし」

『あのねぇ！ 何かあってからじゃ遅いんだよ！？ わかってる！？』


これまたさとちゃんと一緒にコメント欄にも怒られた


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今後も亀さんですがよろしくお願いします

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