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94.Rinu ページ44

「かっこいいですね!」

「今度、ご飯いこうよ!」

「……なにあれ?」


事務所に行くと、ころちゃんとるぅとくんが男の人を囲んで盛り上がっていた

そばにいたさとちゃんに不思議に思って声をかけると


「俺の知り合い、緑雷くんと何故か懐いたるぅところん」

「また新人拾ったの?
ライラちゃんは?
浮気?」

「浮気じゃねーよw
お前も話しかけてこいよ」

「えー…あそこ入ってくの?」

「さっきから助けを求められてる気がしてる」


そういうさとちゃんの言葉を受けて、そっちを見るとチラチラ困ったようにこっちを見ている


「助けてやれよw」

「行ってきて」


軽く背中を押されて、ちょっとさとちゃんを睨んでから俺は3人の方に向かった


「おつかれ〜」

「莉犬、お疲れ」

「お疲れ様、です」


ん?

日本語が不慣れな感じの話し方も気にはなるけど、それよりもその声に聞き覚えがあった


「莉犬さん、初めまして
緑の雷って、書きます、緑雷です」


緑…雷?


「あー、ねw
俺、緑雷くんの配信見たことあるわw」


気づいてしまったら笑いが止まらない

ライラちゃんの変声練習に付き合った時に聞いたことあるし、なんなら1番完成度の高い声じゃん

無駄に区切ってるのも、長い文章まだ話せないからだし

それが今の外見と相まって、日本に来た外国人って感じが出てる


「そうなの!?
緑雷くん、チャンネル教えてくれないんだよね」

「すとぷりさん、来るの緊張する…から無理です」

「みんな、早いなぁ」

「あ、ジェルくんお疲れ〜」


最後に来たジェルくんもここに合流した


「初めまして…」


ライラちゃん、改めて緑雷くんが挨拶するとジェルくんは少し驚いたような表情をしたあと、俺と同じように笑いだした


「え、なになに!?
ジェルくんも知ってる人!?」

「あんまり、知らんけど…ライラちゃんがこの前話しとったなって」

「ライラちゃん?
さとみくんの知り合いじゃないんですか?」

「2人…知ってます」

「え、今日ライラちゃんは?」

「ライラも、来てます」

「呼び捨て!?」


まぁ、自分をちゃん付けでは呼びにくいタイプの子だよね

俺やジェルくんは自分のこと全然君付けで呼べるけどw


「ライラちゃん、どこにいるん?」


わっるい笑顔を浮かべたジェルくんがそう聞くと、緑雷くんはころちゃんとるぅちゃんに見えない場所でジェルくんを睨んでた

外野から見てるの楽しすぎww

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紗奈@別垢(プロフ) - stxxxや桃にタグを変えたほうがいいですよ〜 (2022年10月4日 10時) (レス) id: f859a4eb0e (このIDを非表示/違反報告)
アリエル(プロフ) - 続編楽しみにしてます! (2022年5月2日 0時) (レス) id: 15d264e4ad (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - 最近読み始めました!続き待ってます!! (2021年12月6日 19時) (レス) @page3 id: 42c43a4531 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心葉 | 作成日時:2021年8月30日 0時

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