交際を前提に友達になりました.2【桃】 (ページ23)

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「メシどーする？」

「んー…なにか頼んでもいいけど、買い物したいから、スーパー行こ？」

「りょーかい」

ゆるーい感じで買い物に行く

それぞれ、食べたいものを見てるとLINEが来た

nana今日22時から配信できる人いる?

ってなーくんから来た

ちなみにここはチームSTPRのLINEグループである

要はすとぷり＋私である

私もすとぷりの配信スケジュールに少しだけ組み込んでもらった

完全にでは無いけど、ある程度被らないようになーくんが調整してくれている

「さとちゃん、帰る？」

そばにいたさとちゃんにLINE画面を見せながら聞くと、ちょっと悩んだ風にしたあと、自分のLINEを開いた

すぐに私のLINEもさとちゃんからの通知を受信した

satomi俺とライラ一緒にいるからコラボ配信するわ

「勝手に…」

「いーじゃん。酒買って飲み配信しよ」

「さとちゃんと飲み配信とか嫌なんだけど」

「だめ、決定」

結局割と大量のお酒を買って帰った

「告知ツイートして、配信はライラが取って？」

「えー…さとちゃんじゃないの？」

「ログインしたり面倒」

「キャスでいい？次、キャスのターン」

「どこでもいいよ」

「何やろっか…」

「飲み質問コーナー。答えられない時はグイ」

「女の子だってわかってる？」

「俺と同じくらい飲めるんだから問題ねぇーよw」

「問題しかない気がする…」

「カメラどーすんの？」

「どっちがいい？」

「任せる」

「…さとちゃんが画角にたまにでも入るなら付けようかなw」

「準備面倒だから却下」

「えーー！！準備して？」

「えー…」

「お願い！！」

「うーん…お前がこの前ジェルと出かけた時に買ったって言うかわいい服を着て配信してくれるなら準備するわ」

「んぐっ…なんでそれを…」

「ジェルに聞いた。つーか、1回でも着たわけ？」

「……着てない」

「ジェルだけ見たとかズルくない？ねぇ、俺も見たい♡」

「さとみくん出してくるのはずるいと思います」

「ズルくないズルくないww」

結局、タンスの肥やしとなっていた例の服を引っ張り出してきた

趣味部屋でそれを着た私は、ふとジェルくんのアドバイスを思い出した

『メイクもうちょい可愛い寄りにしたら完璧やな』

「…どうせなら完璧な状態でカメラに映りたいよね」

仕方なく、部屋着に着替え直してわざわざ今までしてたメイクを落としてやり直した