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ころんside
目の前の2人を見てると、今まで気持ちが通じ合ってなかったのは嘘だろって気になってくる
青「あ、卵焼き美味しそう
ちょうだい」
ヒョイっとお弁当箱から、卵焼きを取って口に投げ入れた
甘めの卵焼き
青「美味し〜」
紫「でしょぉ」
作ったのはAちゃんだろうけど、何故かなーくんが得意げな表情をした
Aちゃんのお弁当を食べられたことよりも、Aちゃんの料理を褒められたことの方がなーくんにとっては重要なようだ
紫「で、ころんは何しに来たの?」
青「うん
2人におめでとうって言いに来たの」
紫「今日、生放送で集まるのに?」
青「通話じゃなくて、直接言いたかったから」
ちょっと恥ずかしくなって、それを誤魔化すために笑うとなーくんは嬉しそうな顔で
紫「俺、ころんのそういうところ好きだよ」
っていう
なーくんの言葉って真っ直ぐだから、こっちが恥ずかしくなる
青「Aちゃん、ちょっとなーくん借りていい?」
「どーぞ」
紫「少しくらい嫌がる素振りして欲しいんだけど?」
「あー…早く返してくださいね?」
紫「それじゃあ返事あまり変わってないよぉ」
青「はいはい
すぐ終わるからw」
僕となーくんは揃ってAちゃんスペースから外に出た
紫「どうしたの?」
Aちゃんに聞こえないだろうなぁって位置まで移動して、僕はなーくんの方を向き直った
青「なーくん、本当におめでとう
僕ね、なーくんのこと誰よりも長く見てきたから本当に嬉しいの( ´罒`*)✧"」
なーくんは予想外だったようで静かに驚いてるのが見て取れた
青「僕ね、なーくんの依存体質を理解はしてるけど、失ったら時のなーくんの消耗度を考えちゃって、なーくんがその人を好きになればなるほど、怖くなっちゃったんだ」
紫「ころん…」
青「だけど、Aちゃんなら大丈夫な気がしてるの
まぁ、僕の勘だけどね」
って笑うと、なーくんは
紫「ころんの野生の勘は当たるから安心だなぁ」
って笑った
それが照れ隠しだって、僕は知ってるよ
僕も上手くは言えないんだけど、なーくんは与えたいって気持ちが強すぎて、上手く相手の気持ちを受け取れなかったんだ
ずっと、お互いに矢印が向き合い続けてる感じがした
だけどなーくんとAちゃんは、二人の間に円形の矢印があるの
受け取って、自分のものにして、違う形で返して…を2人で繰り返してる感じ
二人の間にしかない空気に、ちょっと嫉妬するのは内緒
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大河 - 依存相手に選ばれました。 に依存しているのは私だけでしょうか、ww何回も繰り返し読んでいますww7回目ぐらいかなwwいつかまたづつきをおねがいします! (2022年5月3日 11時) (レス) @page34 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
にら子(プロフ) - 心葉さん» 更新とパスワードの解除ありがとうございます!!遅い時間までお疲れ様です(ー ー;) (2021年9月12日 4時) (レス) id: 89e2465523 (このIDを非表示/違反報告)
心葉(プロフ) - パスワードの解除させて頂きました! Part.7もよろしくお願い致します! (2021年9月12日 2時) (レス) id: 928472755c (このIDを非表示/違反報告)
笹音 - 教えてくださってありがとうございます!ゆっくりでいいので更新無理しない程度に頑張ってください!! (2021年9月11日 12時) (レス) id: fd3b900466 (このIDを非表示/違反報告)
にら子(プロフ) - 教えてくださってありがとうございます!毎回楽しみです!頑張ってください!! (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89e2465523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心葉 | 作成日時:2021年6月16日 20時