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「変なこと言ってないでそろそろ起きないとだね」
紫「…そうだね
時間止まらないかな」
「止まらないね」
紫「止める方法探すか…」
「真剣な顔で何言ってるの?」
紫「俺、ちょっと時間止める方法探しに行ってくるわ…」
「え、わかんないけど置いてかないで?(´・ω・`)」
紫「置いてかない!
だからそんな寂しそうな顔しないで」
「勝手に着いてくからいいもん」
紫「絶対だからね」
「なーくんがヤダって言っても着いてくから」
紫「俺もAがどこか行くときは着いてくからね」
「とりあえず直近は私の実家だね」
紫「…緊張してきた」
「大丈夫、なーくんは当日は緊張しないから」
紫「俺へのその信頼度は何?」
「え、なーくん本番で緊張するの!?」
紫「するよ!?」
「…なーくんの緊張は私の緊張に比べたらどうってことないんだろうなぁ…」
紫「遠い目をしないで!
俺の親は優しいから大丈夫だよ」
「うん、それも緊張するけど、私は親になーくんを紹介するのも緊張する
なんか、三者面談感…」
紫「なにそれW」
「いやさ、なーくんに見せる顔と親に見せる顔って似て非なるものじゃん?」
紫「まぁ、そうだろうけど…」
「今から緊張で吐きそう」
紫「頑張って」
「なーくんと一緒に帰るって言っちゃったから頑張るもん」
紫「俺も親に連絡しておこうかなぁ…
別に何も言わなくてもいいんだけど…」
「いや、ダメだから
ちゃんと私がいることを伝えたうえでアポ取って」
紫「まぁ、俺だけの帰省とはわけが違うもんね
ちゃんと連絡しておくね」
「お願いします…って、もうこんな時間!」
紫「さすがにゆっくりしすぎたね〜」
「もっと焦って!?」
なーくんは焦ることもなく、ニコニコしながらベッドからいつも通り起き上がった
紫「A、大丈夫だよ
打ち合わせに間に合えば問題ないから」
「本当に?
遅刻しない!?」
紫「大丈夫」
「ならいいんだけど…」
紫「俺ね、俺の仕事をサポートしてくれるのも、遅刻しないって分かったら近寄ってきて手を繋いでくれるところ大好き」
「…」
なんか、朝からなーくんの好き好き攻撃がすごい気がする
気のせいかなぁ
そして、それに毎度ドキドキしすぎてまともに返事のできない自分が情けない…
それから、さすがに一緒にのんびり珈琲を飲む時間はなくて、着替えて歯磨きしてなーくんは出勤していった
唇にしてもいいのに額にキスをしてくれて、いつも通りがそこにあって嬉しかった
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大河 - 依存相手に選ばれました。 に依存しているのは私だけでしょうか、ww何回も繰り返し読んでいますww7回目ぐらいかなwwいつかまたづつきをおねがいします! (2022年5月3日 11時) (レス) @page34 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
にら子(プロフ) - 心葉さん» 更新とパスワードの解除ありがとうございます!!遅い時間までお疲れ様です(ー ー;) (2021年9月12日 4時) (レス) id: 89e2465523 (このIDを非表示/違反報告)
心葉(プロフ) - パスワードの解除させて頂きました! Part.7もよろしくお願い致します! (2021年9月12日 2時) (レス) id: 928472755c (このIDを非表示/違反報告)
笹音 - 教えてくださってありがとうございます!ゆっくりでいいので更新無理しない程度に頑張ってください!! (2021年9月11日 12時) (レス) id: fd3b900466 (このIDを非表示/違反報告)
にら子(プロフ) - 教えてくださってありがとうございます!毎回楽しみです!頑張ってください!! (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89e2465523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心葉 | 作成日時:2021年6月16日 20時