依存相手に選ばれました.6【紫】

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朔夜side

無事、準備を終わらせて私たちは楽しいBBQを始めた


桃「待て待て待て！
ころん、それまだ生！」

青「まじ！？」

「こっちが焼けてますよ」

黄「生か焼けてるかくらい分かりません？」

青「もういけると思ったんだけどなぁ」

紫「ジェルくん、お野菜も食べなきゃダメだよ」

赤「ママもりだw」

紫「うん、莉犬くんもお野菜食べようね」

「朔夜も紬も遠慮しないで食べてね」

黄s「うん、食べてるよ」

橙s「えへへ」

「ちょ、紬にお酒飲ませすぎてない！？」

黄s「この後の考えて緊張してるみたい(ﾎﾞｿｯ」

「なるほどw」

橙「Aちゃん、お酒飲んでないやん
焼くの変わるで」

「飲んでますよ！？」

桃「ジェル」

橙「ん？」

桃「Aちゃんは俺が焼き係の相棒にしたから余計なことするな」

橙「なんやねん、それ！」

青「さとみくん、BBQガチ勢過ぎない！？w」

紫「A、ちゃんと食べてる？」

「うん、食べてるよ〜」

黄s「るぅとくん！？
私のお皿もういっぱいだよ！？」

黄「朔夜ならまだ食べれますよ」

紫「るぅとくんもちゃんと食べなきゃダメだよ」

黄「あ…そんなに…」

黄s「それを私に横流ししないで！」

橙s「朔夜も私のお皿に乗せないで！？」

橙「地味に紬も俺の皿に乗せてるやんw」


騒がしいBBQが一段落して、みんなが花火を持ち出した頃にAの携帯がなった

ちょっと不思議そうな表情を浮かべてから電話に出たAは少し笑って電話を終了させたようだった


「なーくん」

紫「んー？
電話、誰からだったの？」

「菊地さん
パソコンに書類送ったから至急確認して欲しいって」

紫「ん？
なんで、Aに言うの？？」

「ほら、一旦別荘戻るよ〜」

紫「ねぇ、なんでAなの？」

「電話繋がらなかったって
じゃあ、私たちは一旦別荘戻りますね」

桃「りょーかい」


2人が別荘に歩き出したのを確認して、私たちはジェルくんにバレないように目配せをした


黄s「頑張れ」

橙s「…ぅぅぅ」

黄s「唸ってても役目は変わらないよw」


紬は諦めたように小さく深呼吸をした


橙s「い、行ってくる」


そう呟いて、彼女はジェルくんの方へ向かった


橙s「じぇ…ジェルくん！」

橙「んお！？
ど、どないしたん？」


普段、ジェルくんとも直哉くんともほぼ呼ばないらしい紬から急に呼ばれてびっくりしてる


橙s「す…少し…散歩しませんか？」


顔も見れないけど紬にしては頑張った方だろう

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