264.短編4 ページ14
ななもりside
【お仕事終わったぁ…
今から帰るよ〜】
深夜、と言っても過言では無い時間
俺は久しぶりに遅い時間に事務所を出た
深夜と言っても東京の深夜はまだまだ明るい
特に今日は金曜日なので、酔っ払いも多くいる
【迎え、行こうか?】
【大丈夫!
そんな遅い時間に1人で出掛けさせるわけないでしょ?】
【気をつけて帰ってきてね】
Aの苦笑いしながら大丈夫だけどなぁ…って言ってる姿が思い浮かぶ
Aを思い出すと、やっぱり早く会いたくて自然と歩くスピードが上がる
特別な用事でもなければ俺1人では車で出勤しない
クタクタに疲れてる日はタクシーを使うけど、基本は運動も兼ねて歩いて帰る
不意に帰り道にあるコンビニが目に止まった
そういえば、Aが新作スイーツが美味しそうって話してたなぁ…って思い出してフラフラっとコンビニに吸い寄せられた
店員の気の抜けたいらっしゃいませと入店を知らせる音がほぼ同時に聞こえる
そのまま、スイーツコーナーに足を進めてAが美味しそうだと言っていた新作スイーツを手に取る
そういえば家の駄菓子ストックが少なくなってたなぁ…と思い立ってお菓子コーナーに進む
カゴにいっぱいのお菓子を入れていく
Aに呆れた目で見られるのを想像して少し笑いが込み上げてくる
それを思い出すと、奥さんって感じがして幸せになる
お酒コーナーでほろよいとAの好きそうなお酒をカゴに入れてからレジに進む
明日は朝ゆっくりめの出勤だし、たまには飲もうかな
酔ったAを思い出して、顔がニヤけるのを感じる
レジで3円の袋を買って、外に出ると少し暖かくなった空気が俺を包む
夜はまだ涼しいけど、それでもAがこっちに来て直ぐに比べたら全然暖かい
Aと出会ってから、季節の移り変わりすらも幸せに感じるようになった
これからたくさんの季節を一緒に見ていけると嬉しいなぁ…
俺はまた早足で家路を急ぐ
帰るのがこんなに楽しみなのは、きっとAが家に来てからだ
早くAのおかえりって笑顔が見たい
今はエレベーターを待つ時間すら惜しい
鍵を開けて、ドアを開けると俺がただいまって言う前にAがおかえり!って言ってくれる
紫「ただいま」
「お疲れ様〜」
俺はほぼ落とすに等しいレベルで荷物を廊下におろしてAを抱きしめる
Aの温もりに
俺の背中に回ったAの腕の力に幸せと安心感を感じながら俺は毎日仕事終わりを実感する
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大河 - 依存相手に選ばれました。 に依存しているのは私だけでしょうか、ww何回も繰り返し読んでいますww7回目ぐらいかなwwいつかまたづつきをおねがいします! (2022年5月3日 11時) (レス) @page34 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
にら子(プロフ) - 心葉さん» 更新とパスワードの解除ありがとうございます!!遅い時間までお疲れ様です(ー ー;) (2021年9月12日 4時) (レス) id: 89e2465523 (このIDを非表示/違反報告)
心葉(プロフ) - パスワードの解除させて頂きました! Part.7もよろしくお願い致します! (2021年9月12日 2時) (レス) id: 928472755c (このIDを非表示/違反報告)
笹音 - 教えてくださってありがとうございます!ゆっくりでいいので更新無理しない程度に頑張ってください!! (2021年9月11日 12時) (レス) id: fd3b900466 (このIDを非表示/違反報告)
にら子(プロフ) - 教えてくださってありがとうございます!毎回楽しみです!頑張ってください!! (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89e2465523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心葉 | 作成日時:2021年6月16日 20時