依存相手に選ばれました.3【紫】

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私が、女性の隣に座る形で相席した

お昼ご飯を食べによった訳では無いので、私はコーヒーしか持っていない


？「何も食べないんですか？」

「お腹すいてないんで気にしないでください」

橙「昼食べたん？」

「食べてないですね」

橙「適当に買ってくるわ
頼むから、なーくんの為にちゃんとご飯食べてや」


そう言って、ジェルくんが席を立った

そのおかげで、私は見知らぬ女性と2人きり…


？「あの…大河内 紬です
よろしくお願いします」

「紫藤 Aです
よろしくお願いします
なんで、彼と一緒にいたんですか？」

橙s(彼女じゃないけど後々彼女予定なので朔夜と表記合わせます)「私、小説家をしてまして…ただ、男性と関わらずに生きてきたので、男性の心情が分からなすぎて、編集の人に女性慣れしてて、純粋で危なくない人って、紹介されました
何度かデートしてみるようにって言われてます」

橙「女性慣れしとらんけどなw」


帰ってきたジェルくんの手にはサンドイッチがあった

それを私にくれて、そのまま向かいの席に座った


「いくらでした？」

橙「要らへんよ
たまには奢らせてや」

「むしろ、私が奢るべきでは？」

橙「なんでやねんw」

「最近、なーくんが通帳を見て使って無さすぎるって心配してたんです…」

橙「相変わらず、変なところで不安になるなw」

橙s「あの…なーくん、って誰ですか？」

橙「俺の会社の社長で、Aちゃんの旦那さん」

橙s「結婚してるんですか！？」

「訳あって籍は入れてないから、事実婚ですけどね」

橙s「指輪されてないんで、未婚なのかと思ってました」

橙「…指輪貰ったん？」

「んー…婚約指輪は早い段階で貰ってますけど、その金額を考えると怖くて付けられないですね」

橙「なーくんからの婚約指輪は確かに怖いなw
なーくんな、Aちゃんに貢ぐのが楽しみやねん」

橙s「結婚してるのにですか？」

橙「結婚してるのにです」

「この話はやめましょう」


紬さんも普通に話してるから、意外とジェルくんともちゃんと話せてるんじゃないかな…なんて思ったり


橙「Aちゃんにお願いがあんねん」

「え、なんですか？」

橙「俺たちとダブルデートしてくれへん？」

「…いいですけど」

橙「俺たちだけやなくて、他のカップルも見る方が紬のためになると思うねん」

「じゃあ、朔夜と黄色くんも誘ってトリプルデートにしますか？」

橙「来てくれるやろうか…」

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