【あんスタ】身長差15cm (ページ10)

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講義が終わってから話すから…！と真衣をなだめて二限目に参加し、たった今講義が終了した。

教室を出て大学の中にある昼食時は人が多く混雑しているお洒落なカフェに私たちは移動していた。

いつも通りカフェは混みあっており学生たちが多く居座り賑わっている。
私達は小走り出来たからギリギリ座ることが出来た。

昼食時でお腹が空いていたから私はサンドイッチと紅茶を頼み、真衣はケーキを頼んでいた。

それご飯にならないじゃんっと一応突っ込んだけど、甘いものが好きだからこれでいいのっ！と頬を膨らませて言われた。....怒られてしまった。

．

「...で、単刀直入にきくね。あんたの視線の先にいたのは誰？」

冷水の入ったグラスについた水滴がグラスを伝ってテーブルに滑り落ちるのをぼーっと眺めていたらテーブルの下で足を軽く蹴られた。

「あっご、ごめん。聞いてなかった。なんて言ったの？」

「もうっ、講義中もぼーっとどこか見てるし今だってグラス眺めてるし。」

風邪でも引いたの？っと言う真衣は心配そうな表情をしていた。

「ううん、元気だよ。」

にこりと笑って元気だよアピールをするように力こぶを作って見せた。

「ん～、ならいいけどさ。...じゃなくて！あんたの体調も気になるけど、あんたの視線の先にいたのって誰なのって聞いたの。」

真衣は椅子をガタリと鳴らして捲し立てるように言った。
真衣の動きに合わせて首元でネックレスが跳ねる。

「えっと、なずなくん。」

「お、男の子？まさかあんたが男の子と仲良くなってるとは...。」

ありえな～い！とでも言いたげな顔をして私を見つめながらグラスへと手を伸ばす真衣。

真衣の喉が上下に動いて冷水が喉を通る。

私がグラスを持ち反対に真衣がグラスをテーブルに置いたとき、
おまたせしましたーとの声と同時に料理が目の前に置かれた。