【あんスタ】身長差15cm (ページ9)

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バタバタと駅内から出ると見慣れた景色が目に入り少し落ち着きを取り戻した。

なんだろう？なんであんなに見つめちゃったのかな...。
さっきの男の子の顔を思い出して自分自身に問いかけてみたがあの子がいったいどこの誰なのか一般人なのか私が知らないだけで凄い子なのかなんて分かるはずもなく考えることをやめた。

ただ目が合って何となく見つめちゃいましたってことにしておこう。
これから先会うことなんてないだろうから忘れちゃおう。

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大学の敷地内に入り二限目に間に合うように教室に向かって歩を進めていると後ろから突然誰かが飛びついて来た。

うわっと凄い声を上げると同時に後ろを振りかえると風邪の為にここ数日間休んでいた女の子のお友達、真衣がいた。

「おはよー」

「おはよっ」

と挨拶を交して私と同じ講義を受けるので目的の教室まで喋りながら並んで歩いていると少し前に、見慣れた金髪が歩いていた。

なずなくんの周りには例の男の子の他に見たことのない男の子のお友達が4、5人。

「同じ場所に向かっているのかな？」

少し前を歩く金髪を目で追いながら心の中で呟いた。

はずだった…。

「え！？誰っ？私が休んでいる間に仲良くなった子でもいるの？」

真衣がずいっと私に顔を近づけてそう言った。

あぁ、真衣が大声で叫ぶから視線が集まったよ。

少し前を歩いていたなずなくんとお友達も何事だと後ろを振り返っていた。

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西山真衣ﾆｼﾔﾏﾏｲ

✿大学1年生

Aと同じ学科で勉学に励む明るい女の子。
入学式の日に仲良くなった。
アイドルとオシャレが大好き。