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ともだよ！ ページ6
写真を指さして
今度は自分を指さしてるシーツの子
「え？えっ、どゆこと...？」
その時、寝ていたダックスが
シャカシャカとフローリングに音を立てて
シーツの子に走っていく
シーツの子は慣れた手つきで
ダックスを撫でる
子どもに撫でられるのが嫌いで
散歩中もあんなに避ける家の犬っころが…
「とも…？ともなのか！」
大きく頷くとも
ぴゃーっと走ってきては
また俺に抱きつくとも
今度は俺もともをきつく抱きしめる
「ともっ…ともっ…
お父さん会いたくて会いたくてっ
仕方なかったんやでっ！」
わんわんと子どものように泣いては
ともも震えながら泣いてる
シーツの濡れたシミを広げて
俺の涙もそのシーツの手で拭ってくれる
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作者名：神崎 | 作成日時：2023年7月15日 4時
