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おかぜ？？ ページ24
洗いたての布被って今日も元気いっぱいのとも
「今日はコケんでよー！」
わんこと一緒にとてとて歩いてる
今日は長靴じゃないから大丈夫やろうけど
カランコロンカラン
「…いらっしゃいませ〜」
いつものように喫茶店入ると
なんだか調子悪そうなのんちゃん
「どうも〜って
今日なんか顔色悪いし大丈夫なん？」
ともも俺のほう向かって
おでこに手を当ててる
熱ありそうやもんな
いつものように水持ってきてくれたけど
足取りはフラフラ
「今日お客さん俺らしかおらんし、
もう店閉めた方がええと思うで？」
あんまり言いたないけど、
これは可哀想
「家、1人やったら大変やろ？
うち来たらええよ」
「そんな…申し訳ないです」
前に話し聞いた時に一人暮らしと言うてたから
ともものんちゃんの手を握って心配そう
「おでこ触らせて貰うで」
体はだるそうだし、熱もある
「うちおいで、看病したるから」
ともにも多分移らない
悲しい話、ともはもうこの世のものではないから…
のんちゃんには座ってもらって
喫茶店の黒板入れたり、看板はクローズにした
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作者名：神崎 | 作成日時：2023年7月15日 4時
