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あげる！ ページ20
カランコロンカラン
通い慣れたのんちゃんのいる喫茶店
今日は雨だったから
ともはレインコートにお気に入りの傘と長靴
スポッと傘立てに上手に立ててる
入口でともからレインコートを回収
「足元悪いのに今日も来てくださって
ありがとうございます
ともくんレインコートもかっこいいね！」
すっかりのんちゃんに慣れたともは
のんちゃんの手を引いて一緒にいつもの席に着いてる
「今日はどのパフェにする？」
ともは俺の方を見て
テーブルをぺちぺち叩いてる
「はいはい、今出しますよぉ」
俺が裏向きに出した紙を
布の中から上手いこと掴んでのんちゃんに渡す
「ん？なにかななにかな？
え！これ僕！？
えぇー！めっちゃ嬉しんやけど
ともくんありがとう！！
ここに飾っちゃうわ！」
そういうとともの頭を沢山撫でて
ランチの日替わりメニューの置いてある
黒板にぺたっとともの書いた絵を飾ってた
「嬉しいから今日のはスペシャルなやつ作ってあげるわ」
そういうとのんちゃんは
ルンルンでキッチンに戻ってしまった
「とも、喜んでもらえて良かったなぁ」
『〜♪♪♪』
ともも描いた絵を褒められて
よろこんでもらえてルンルン気分
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作者名：神崎 | 作成日時：2023年7月15日 4時
