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「おはよう、ともひろ
また会えたね」
『………』
まだ喋れないか……
椅子に座る木の人形の彼
でも彼は生きてる
確かにそこに座っていて
確かに生きている
脈をうち、人と同じように
「まぁ、ええよ
1日1日大切にしていこうな
会えたのが嬉しいねん」
木彫りの彼
抱きしめると熱を感じる
彼は生きているから
不思議そうな視線を向ける彼に
どれだけ君を想っているか
優しく手を握りながら一日中語った
ほかほかの心
同じ心を分け合うように
頭を撫でると微笑み
頬を撫でると恥ずかしそうに俯いた
ゆっくりと流れていく1日
彼と隣にいるだけで
こんなにも幸せだなんて
この幸せが永遠に続いていけばいいのに
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作者名:神崎 | 作成日時:2023年10月18日 18時