色々らんぺいじ

Hokuto×泣き虫彼女 ページ9

北人×泣き虫彼女

俺の彼女は よく隠れて泣く事が多い。

「A〜。どうしたの？」

見つかってしまった。
そんな顔をしながら無理に笑顔を作るA。
そんな彼女を俺は出来る限りの力で抱きしめた。

「Aどうしたの？俺に話してよ。」

『北ちゃんっ、私大丈夫だからっっ』

「そんな泣きながら言っても説得力ないよ〜？笑
俺ら付き合い始めの頃 2人で決めたじゃん。
“隠し事はしない”って約束したよね？
だから話して？」

俺は Aが泣いてる理由がなんとなくわかってる。 多分 “吉野北人 彼女” なんてTwitterで調べて
ショック受けちゃったんだろうなあ。

俺は一部のファンにAと付き合ってる事がバレてる。
俺たちの交際を応援してくれる人もいれば
Aの事をよく言わない人も もちろん居るわけで。

それを見つけて 俺にバレないように泣いてたんだろうなあ。なんて理由はわかってるけど
あえて言わないで Aが言ってくれるのを待つ。

『あのねっ、北ちゃん。』

「ん〜？どうしたA？」

『今日ね Twitter見てたら、北ちゃんの彼女消えればいいのに。北ちゃんは彼女の事好きじゃないらしい。っていうツイートを見つけちゃって 汗』

『それで私ねっ、』

泣きながら苦しそうに話を続けようとするAが本当に消えちゃさそうに見えたから、
俺は “もう言わなくていいよ。”そんな思いが伝わるように精一杯Aを抱きしめた。

「A大丈夫だよ。
俺はAの事が大好きだから。
だから消えないでねA。」

『うん』

「隠れて泣かないで、
泣きたくなったら俺の腕の中で泣いて、
そしたら俺が力一杯抱きしめて Aを笑顔にさせて見せるから！」

なんて照れながら俺がAに伝えると、
Aは笑顔になった。

次に続く

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