色々らんぺいじ

Kazuma×元彼女 ページ6

壱馬×元彼女



どうすれば君を忘れられるんだろう、
俺は毎日 時間ができるたびに、
Aは今どこに居るのかな。なんて考えてる。
いつもは部屋とか楽屋とか ふとした時に考えるんだけど 今日はいつもと違うみたい。

だって今 雨の中 傘もささないで俺はAの事を
考えてるよ。
そんだけ俺の中でAの存在は大きかったんだなって今になって気付いてるよ。

もう別れた俺には Aに好きって
伝える資格は無いけど、
なんか分かんないけど、俺の直感で
Aも今この空を見上げ出るんじゃ無いかな。
なんて思うから 傘なんて余計なもの使わないで
唯一繋がってる空を見ながら雨に打たれてるよ。

あの時理由も言わずに

「ごめんなさい。別れて。」

ってAに言われた俺は 弱々しく 頷く事しか出来なかった。

あの頃は武者修行中で 今みたいなステージじゃなくて、地面で踊ってて、

「壱馬お疲れ様！今日もかっこよかったよ！」

って毎回楽屋まで言いに来てくれて、
途中からAの表情が暗くなってるなんて 気付けなかった俺は 、

『ありがとう！！』

ってアホみたいに喜んでた。
Aにとって途中から嫌だったにも関わらず、
武者修行が終わるまで ずっと

「お疲れ様！」

ってわざわざ楽屋まで来て言い続けてくれたAは本当にいい人なんだな。って今思う。


次に続く

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