色々らんぺいじ

Kazuma×永遠彼女 ページ38

壱馬×永遠彼女

『痛いッ』

「A頑張れ、！」

そう言ってから早4時間経った。
けど、中々 俺らの宝は出てきてくれへん。

あ、ゆうの遅くなったんやけど、
今回は結婚してる設定やで。←

『壱馬、これ見て、！』
そう言って俺に 宝物の写真を嬉しそうに見せてきてくれたのが昨日のこと見たい。

早い十月十日やったなあ。
なんて思ってたら、Aが俺の手を握ってきた。

「A、頑張れ〜！」

『壱馬〜ッ』

「俺ずっと隣におるからね。頑張れA！」

『壱馬、歌って、？』

苦しそうにAがお願いしてくれたから
俺は Aが大好きな”Only One”を歌う。

「only one 君を幸せにする____ 」

そうやって一曲歌い切ると、
『私 頑張るね。』って言うA。

そんなAに少しでも俺の力が伝わるように
俺はAの頭を撫でて 手をぎゅっと握った。
Aの力が俺の手に伝わった瞬間。

“おぎゃ〜おぎゃ〜”

そんな声が聞こえた。
“おめでとうございます。元気な男の子ですよ”

助産師さんが俺らの宝を持ってきてくれて、
俺の腕の中に産まれて数分もたってない、
宝物の我が子を抱く。

感じた事のない重みに 俺が一粒涙を流すと
Aがそれを指で拭き取ってくれた。

「A、！ありがとうな。ほんまに。」

『ううん。こちらこそ』

「ほんま、Aが頑張ってくれたから、
今こうやって我が子を抱く事が出来てるんよッ」

『私は壱馬が隣に居てくれなかったら、頑張れなかったよ。』

なんて言うAが愛おしくって、優しく手を握ると。

『もう、私の彼女気分はおわりだあ。』

なんてちょっと悲しそうに言うAに俺は

「なんで？Aは永遠に俺の彼女やで？
この子も大事やけど、俺にとって1番大事なのはAやで？」

『壱馬〜ッ』

なんて言うと俺の名前を叫びながら、綺麗に泣くA。その顔はもう母親で。

「これからもよろしくね、ママさん」

なんて言うと照れながら笑うA。
本気でこの子とAの事を、命かけて守っていこう。そう思った川村壱馬でした。

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