色々らんぺいじ

Hokuto×約束と彼女 ページ30

北人×約束と彼女

『北人がよく言ってる地元の星空いつか見に行きたいなあ。』

「じゃあ俺が、アリーナツアー回れるようになったら連れてってあげる！」

なんて 約束をして2年が経った。
俺は今アリーナツアーを回ってる真っ最中。
今日はAが観に来てくれるからテンションMAX。

『北人〜』

「お、A！来てくれてありがとう。」

『こちらこそ招待してくれてありがとう！』

なんて可愛い事を言うAを抱きしめると、

『久々に北人の匂い嗅いだ気がする。笑笑』

なんて可愛い事をAが言う。

Aともっと一緒に居たいものの、もうすぐライブが始まるから今は我慢。

「俺 行ってくるね！
Aちゃんと俺の事みててね！」

『行ってらっしゃい！
ちゃんと北人の事見とくね〜』

今日は いつもより100倍頑張れる。そう思った。Aちゃんと見てるかな？なんて思って、歌ってたら気づいたらライブ終わっちゃったみたい。

「A！俺の事ちゃんと見てた？」

『バッチリ、北人の事見てたよ！』

「どうだった！？」

『どうだったって。笑笑かっこよかったよ〜』

Aから“かっこいい”って言ってもらって大満足な俺。
そんな俺を見て笑うA。

「どの曲歌ってる俺がかっこよかった？」

『え〜。全部かっこよかったから
選べないなあ。
あ、でもstar light歌ってる北人見て、
泣きそうになっちゃった。笑笑』

「え？なんで？」

『なんかさ、北人は覚えてないかも知れないけど、2年前“私が北人の地元の星空見てみたい。”って言ったら北人が
“じゃあ俺がアリーナツアー回れるようになったら連れてってあげる” って言う会話を思い出しちゃって。笑笑
なんて言っても忘れてるよね。笑』

「俺 それちゃんと覚えてるよ。Aとの約束はひとつも忘れた事ないよ。」

笑いながら流そうとするAにはっきりと伝える俺。

「俺ツアー回り終わったらAを地元に連れてこうと思ってたんだ。それで2人で星空見て綺麗だね〜って言いたいな〜って思ってたんだけど、一緒に地元に帰ってくれる？」

『北人〜泣』

「え、今泣くところじゃないでしょ！笑笑
うん！って笑顔で頷く所だよ〜笑笑」

『嬉しすぎて、笑笑』

そう言って可愛く泣きながら笑うAが可愛くってA後ろから抱きしめて、
Aの耳元で“starlight”を歌う吉野北人でした。

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