色々らんぺいじ

Makoto×彼女（終 ページ12

慎×彼女(終

俺には 高2の頃から付き合ってる彼女がいる。
もう付き合って4年？ぐらい経つけど
付き合いたての頃から20歳になったら、Aに絶対言おうと思ってた事があって。

でも20歳になってから7ヶ月経っちゃった。
だから “今日こそ言う。言わなきゃ坊主！”
そう心に誓って 今 待ち合わせ場所でAを待っている。

「僕と結婚して下さい。」

たったの一文なのに この一文が俺は全然言えない。 指輪だって用意してるのに。笑笑
でも今日は レストランも予約してるし、最後にはサプライズも用意してるし。
言わない訳にはいかない。

「はぁ〜。」

こんな事しなきゃプロポーズ出来ない弱い自分にため息をついた瞬間、

『ま〜こと〜！』

「A！」

『ため息なんて慎らしくないね〜。どうかしたの？』

「ん？何でもないよ。じゃあ行こっか。」

『行こ行こ！でもなんかあったらいつでも言ってね。』

「ありがとう A。」

なんて言いながら、さらっとAの手を掴んで 歩き出す。

『慎〜、今日はどこ行くの？』

「それは着いてからのお楽しみ。」

『え〜、いつも教えてくれるのに 今日はケチ慎だね笑笑』

「何それ。笑笑」

なんてくだらない話をしてたら あっという間に
目的地に着いた。

『え？慎？え？ええ？？』

「ん？ここ来たかったって言ってなかった？」

『もう慎〜！大好き！』

泣きそうになりながらそう伝えてくるAの肩を抱いて、「予約してた長谷川です。」
ちょっとカッコつけて言う俺を見て 笑みを零すA。

“お待たせ致しました。
こちらがご予約されたお席になります。
これから順にコースを運んで来ますので、
少々お待ちください！”

「ありがとうございます。」
そう店員さんに伝えてから、Aの方を向くと
にっこり笑って、

『慎も大人になったね〜。』

なんて言ってきたA。

「それはAもでしょ？笑」

『まあそりゃそうだけど、なんかかっこよくなったね。笑』

「Aは昔からずっと可愛いよ。笑笑」

『も〜 調子狂う。』

なんて照れながら言うA。

次に続く

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