色々らんぺいじ

Kaisei×歳下彼女 ページ2

海青×歳下彼女

『海青くん！私 一緒に、これ見たいねん！』

100点満点の笑顔で俺にDVDを見ようと話しかけてきたA。
そのDVDのジャケットを見るとホラー映画。

「ええよ、早よ見ようや。」

『やったあ。海青くん怖がるんちゃう？笑』

「はあ？それはAやろ？」

『いや 私は全然大丈夫だし〜』

なんてくだらない言い争いをしてるけど 実際言うとめっちゃ怖い。今にも逃げ出したい。
なんて思ってたら 映画が始まった。

1発目から怖い。
どうせAは楽しそうに見てるんやろなあ。なんて思って横目でAの方を見た。

そしたらAは顔を隠して体育座り。
そんなAを見て 俺は、意地悪したろ。思って

「あれ？A怖いん？自分から言ってきたのにそれはないやろ〜。笑」

そしたらAが小刻みに震え出して、
「あ、これはマズい。」そう思った頃には時すでに遅し。

『海青くん 嫌い。』

「いや、Aちゃうねん！」

『何がやねん。海青くんが怖がって私が海青くん抱きしめて、慰める予定やったのに、！』

「え？」

『もういい。海青くんなんて知らん！』

そんな理由があったなんて知らずにいた俺は、
泣きながら部屋を出て行こうとするAの
腕を掴んでそのまま抱きしめた。

「Aごめん。俺 そんな理由ちゃうと思ってたねん。ただ単に 俺への意地悪だと思って、
俺も受けて立ったろ。思って意地はって頑張ってみてたんけど やっぱ俺ホラー苦手やわ〜。笑」

なんて俺が面白おかしく言うと、

『ふふっ笑笑 じゃあ私が抱きしめて慰めたろか？笑笑』

「是非是非お願いしますわ〜Aさんっ」

そう言った瞬間に 俺の背中に手を回してきたA

『も〜 海青くんはしょうがない子ですね〜笑』

「はあ？それはAも一緒やろ？笑」

『え、私はちゃうし！笑笑』

「A〜 それ以上言うと、もっかいDVDつけるで？」

『それだけは勘弁やわ〜。あ、でも 海青くんがずっと抱きしめててくれるなら見れるかも！』

「ほんまか〜？じゃあもう一回チャレンジするか！笑笑」

そう言ってまたDVDを見だした俺ら。
最初は2人で楽しく見て 最後はめっちゃ集中してみてたらあっという間の120分間だった。
120分間ずーっとAを抱きしめてたから
腕が疲れたわ〜。なんて思って腕の中のAを見たら、

『zzz…』

「寝てるんかい！」

超自由人な俺の歳下彼女だけど そんな彼女が大好きな武知海青でした。笑

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