U-17のマネージャー【テニプリ】

28話 ページ30

Aside


はっきり言って私は今、とても忙しい。

中学生との試合をしようという約束をまだ果たせていない。

たしかに実戦形式のみの練習にするって言ってたし1日1人5試合だって言ってはいたけど、マネージャーの自分が1番忙しくなるとは思わなかった。

なんせ試合をモニターで見て情報を集めて、レポートにまとめなきゃいけない。

それも全部の試合を。

おかげでテニスは全然出来ないし、トレーニングをしようにも時間が全くない。

始まってまだ3日なのに私はすでに死にかけ寸前である。

テニスがしたい…

柳生「風月先輩、大丈夫ですか？」

『ん？あぁ柳生君に仁王君か。私は大丈夫だよ。』

仁「大丈夫にしてはテンションがおかしいぜよ。」

『いやー、テニスが不足しててさ…』

柳生「テニスが不足とは？」

『忙しすぎて最近テニス出来てないんだよね。だからテニスがしたくて…』

仁「じゃあ今からやるぜよ。」

『今から!?もう夜遅いよ!?』

柳生「そうですよ、仁王君。明日の試合にひびいてしまいます。」

仁「連れないのぉ。少しならいいじゃろ。」

少し…

仁「先輩もやりたいんじゃろ？“テニス”」

テニス！

『やりたい！』

仁「決まりじゃ。じゃあ行くぜよ。」

『うん！』

柳生「ちょっと!?風月先輩!?仁王君!?」

私は自分の欲望に負けてその後に仁王君と少し…ではなく、たくさんテニスをした。









他の中学生が枕投げをして怒られているとは知る由もなかった…

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