狼少女暗殺事件・３ ページ9
狼少女暗殺事件・３
因幡洋side
全員でケーキ屋へ行くと、優太とステラがまだケーキ選びをしていた
圭「まだかかりそうですね」
俺と望が並んで座り、俺の向かい側に荻が座っていた
それぞれ飲み物を飲みながらくつろいでいた
洋「期間限定とはいえSPの護衛つきか
随分と重宝されるようになったな」
望「私はそうでもないけど
兄さんはそんなの無かったしね」
荻「たった三匹中二匹の秘密警察犬は相次いで辞めたからな
海外からの批判はひどいもんだった
望が辞めなかったのは幸いだ」
望「私はそもそも“辞められない”んだろ？
秘密警察犬の中でもさらに貴重なんだから」
荻がステラの不幸を狙って送り込んだ等といい、圭がどこか不安そうに返したので俺が秘密警察犬のことを教えた
もちろん、血液でデータを取ったら処分されることも
そしたら泣いた
洋「なんで泣くぅ？」
圭「処分なんていうからっ！
って…じゃあ望さんは？
望さん、フェチ無いのに何で秘密警察犬を…？」
望「確かに私には情報収集能力はないよ
私は兄さんたちとちょっと違うの」
望は頬杖をつきながら続けた
望「私は確かに秘密警察犬
でもその中でもかなり稀に生まれる“猟犬(ハンター)”秘密警察犬」
圭「りょ“猟犬”？」
望「兄さんたちはデータを取ると快感を得るって言ったでしょ？
私は犯人を“狩る”のに快感を得るんだ
それは、大きな犯罪を行った者も捕まえれば得れる快感を半端じゃないんだ」
圭「でも、見分けってつくんですか？
因幡さんだって、弟さんだって普通の警察犬なんですよね？」
望「見分け方は簡単
牙と爪、後は身体能力
“猟犬”は鋭い牙と爪を持つんだ
ほら」
そう言いながら望は普段つけている手袋を外した
普通だったらあり得ないような鋭い爪が出てきた
例えるなら、狼が獲物を狩るときに武器として使う爪と牙だった
望は普段、他人を傷付けないように手袋をしている
それが暑い夏でもずっと
望「私は犯罪者の匂いを嗅ぎわけれるんだよ
犯罪に手を染めた人や現在進行形で行ってる人ならすぐにわかる
それが猟犬秘密警察犬の特徴」
圭「へー」
望「今のヤギはさいっこーにいい犯罪者臭だよ
あれを狩るとどれだけ得られるんだろうなぁ」
望はそう呟きながら飲み物を飲んだ
―作者から―
やっと望の説明できた…
うまく書けてるか不安です…
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飛龍@寥星跋扈(プロフ) - 佳さん» こんばんわー、片依存の意味があまり分からないですが、たぶん、望と遥の事ですよね？2人は双子なのでお互い依存に近いものは持ってますよー (2017年7月30日 23時) (
レス) id: 094091bf41 (このIDを非表示/違反報告)
佳(プロフ) - これって片依存ってことですか (2017年7月27日 22時) (レス) id: 1071f3a034 (このIDを非表示/違反報告)
悲しみを好むリンドウの花(プロフ) - お久しぶりです！！受験ご苦労様でした。これからも頑張ってくださいね！次の更新も楽しみにしています！！ (2016年1月11日 1時) (レス) id: 54bf93033f (このIDを非表示/違反報告)
まゆにゃんこ(プロフ) - 待ってます更新頑張ってください(´∀｀*) (2015年3月20日 23時) (レス) id: ef6fc10c54 (このIDを非表示/違反報告)
飛龍@寥星跋扈(プロフ) - まゆにゃんこさん» コメントありがとうございます！！春休みに入ったので更新率上げていきます！！ (2015年3月20日 23時) (レス) id: 8bf6aafcda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛龍@寥星跋扈 | 作成日時：2014年12月24日 20時
