フェチを持たない秘密警察犬 (ページ32)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:50,066 hit

機密文書盗難事件・４ページ32

機密文書盗難事件・４

野崎圭side

荻「どっちにつくとしても協力はしてもらうぞ」

洋「だからどっちもヤだって
人の話聞けよ！
組むなら望とがいい！」

因幡さんは荻さんから望さんを奪い、ギューっと抱き締めた

そこから国家機密文書のことを聞き、それがすごろくだと知り、日本は大丈夫なのかと気になった

荻「ゴールはただの空欄だが無事にここにたどり着いたら奴はこの空欄に未来の予定を書き込む権利を得る」

緒「例えば来年
俺と洋、望が暖炉のついた白い家で一緒に暮らすと書けばその通りになる！」

洋「そりゃあいい
お前の血で真っ赤な家にしてやる
な、望」
望「喜んで、兄さん」

望さんは手袋を外し、鋭い爪を見せていた

それにしてもうっっさんくせーー！

緒方さんは真剣な顔でプロの仕業だと言った

プロの犯罪者…胡散臭い巻物…そして日本の歴史…

俺は荻さんに近付き耳打ちした

荻「犯人はロレンツォ…？」
圭「言っちゃった！」

緒「え！？犯人わかったの！？」

圭「荻さん！競争してるんでしょ！？出し抜くチャンスだったのに！」

荻「なんだ、味方してくれるのか？」

圭「当たり前じゃん！」

すると、荻さんは優しく俺の頭を撫でてくれた

荻「ありがとう
心配するなちゃんと勝つ」

あれ？荻さんのよしよしって何か嬉しいぞ

(父性のなせる技かな
反感起きないし…さすがに照れ臭い…)

俺はチラリと因幡さんのほうを見た

うわっ因幡さんほお袋パンパン！
荻さん、気づいて！飼い犬の焼きもち！

望さんは何ともない顔してるけど…

すぐさま荻さんが行こうとする
が…

因幡さんは緒方さんの手を握っていた
そして、こちらに来ようとしている望さんの腕をガッチリ掴んでた

洋「お前なんか知らん
圭と組め」

荻「洋？望？」

望「いや、私は……」

洋「望はこっちだぁ！
この浮気者ぉぉぉ！」

荻「？、？」

圭(あぁ…面倒な犬…)

作「休憩で何個か書いたよ←」
望「そうかい」