「私と付き合いませんか」【鬼灯の冷徹】

デート2 ページ9

『ここも初めて来る！！』


みんなでゲームセンターに来た。わくわくする。

あっ、この犬のぬいぐるみ可愛い欲しい。

芥子ちゃんドラムゲームやってる。踊るのめっちゃ上手い人もいる。



「どうぞ」

『え、これ……』

「これ、欲しかったんでしょう？」


鬼灯様が渡してきたのは私がさっき可愛いなって思った犬のぬいぐるみ。


『あの、これ、いくらかかりましたか？お金……』

「お金はいりません。私が勝手にとったものですからどうぞ」

『ありがとうございます！！』


可愛い。肌触りも結構良い。

と思ってたら良さそうなものを見つけた。


『ねぇねぇ鬼灯様』

「なんですか」

『私、あれが……』

「嫌です｣

私が指さしたものを見て鬼灯様はすぐに拒否した。

『なんで！！』

「嫌なものは嫌です。一人でどうぞ」

『えー！！』


ぷりくらは駄目だった。











鬼灯様にとってもらったぬいぐるみを片手に2人で歩く。


「今日はいろいろと貴方のことを振り回してしまいましたね」

『私は楽しかったですよ！！』


可愛いぬいぐるみも手に入ったしね。


「……いいんですか、これで」

『何がですか？』

「恋人は欲しいけどいろいろと面倒臭いとか言っていたでしょう」

『うーん。まぁこれくらいがちょうどいいかなとは思います』

「……そうですか」

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