「私と付き合いませんか」【鬼灯の冷徹】

喧嘩 ページ23

「鬼灯様、Aさんと喧嘩したんですか？」

「……」

「茄子お前、そういうことストレートに聞くなよ！！」

「だって鬼灯様さっきAさんにガン無視されてたからさ。あれ絶対わざとだよな」

「だからそういうこと言うなって！！」

「……」

「(鬼灯様さっきから無言なのこえぇ……)」

「Aちゃんなら最近ジムでよく見るから、ジムに行ったら会えるかもしれないわ」

「ジムですか……」

「えぇ。減量中って言ってましたよ」

「あぁ……でしょうね……」









「Aさん」

『ふん』

「Aさん」

『聞こえませーん』

「子供かよ」

『そっちこそ反省してるんですか』

「反省してます。すみません。なので今日はお詫びに私が特別指導します」

『……特別指導？？』

「スペシャルダイエットメニューを考えてきたので提供しようと」

『あの、結構です。気持ちだけ受け取ります』

「ではまず……」

『いいって！！』













ちなみにそもそもの喧嘩の原因


「太りましたよね」

『えっ』

「焼肉の時もホームパーティの時も、結構食べてたじゃないですか。あれだけ食べて太らないのはすごいなと思ってたんですけど、ちゃんと太るんですね。なんか安心しました」

『は？？？』

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