検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:25,097 hit

ページ8

すると脳内に記憶が駆け巡った。

━━━━━━━━━━━━━━━

そうか。俺はいつも通り作業して。途中で…もう辛くなって…なんでこんなことしてるんだろう。って…思ってしまって…、

橋に来たんだ。

橋から見る景色は綺麗で最期に見る景色にちょうどいいななんて考えてたんだっけ、

そしたらたまたま俺の家に向かおうとしていた、

なーくんが俺を見つけて、俺は…飛び降りた…


「…じゃあ、なんで俺は…ここに、」


『…ふふ、ここはね、貴方の心の中の世界なの。今の貴方は…病院で…ずっと、目を覚ましていない。』

゛植物状態に近いの゛と小さく言った。

「…行かないと…、行けない、」

『…うん。いってらっしゃい』

Aは寂しそうに笑った。

仮にも…初恋の相手だ…胸が痛む。

「…ありがとう。助けてくれて ずっとずっと、大好きだったよ」

そう言ってハグをした。

驚いていたAだけど抱き締め返してくれた

『私も…大好きだったよ。さとみくん。』

彼女はおにんぎょうさんだ。







だから…肩が濡れてるのは…気のせい…だよね、




『早く。会いに行ってあげて、』

トンと背中を押されて玄関まで連れていかれる。


「…だいすきなおにんぎょうさん。またね、」

パタン

━━━━━━━━━━━━━━━














「…」パチ


な「…さ、さとみくん…、?」


「…なーくん。」

目を覚ますと目の前にはメンバー、なーくん以外は…寝ているみたいだけれど。

な「ど、え、…さ、さと、みく」

泣きながらハグをしてきた。

少し笑いながらごめん。ただいま、と言うと泣きじゃくった顔でおかえり!と笑いかけてくれた。


こ「…ん、……さとみくん!!、?、?」

目を覚まして早々ころんは椅子から転げ落ち頭を打っていた。 ころんらしい。


「…ふ、ばーか、天下のさとみ様が目を覚まさないわけねーだろ?」

なんて笑うとまたころんも泣きじゃくった顔で笑いながら胸に飛び込んできた。

こ「しんば、っ…しんぱ、っ…しんぱいでっ、ずっ、と…」グスン

なんて俺の肩にシミを沢山つけた。








…もう片方の肩には俺のだいすきなあの子のシミがついたままだった。

ん→←う



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:stxxx , さとみ , 短編
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

萌歌【そのへんの雑草】(プロフ) - ありがとうございます(><)めっちゃ嬉しいです~!!こちらこそ読んでいただきありがとうございました… (2020年9月17日 10時) (レス) id: 346912ed92 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - 文章とっても分かりやすくて、すらすら読めちゃいました〜(●´▽`●)そして読み終わった頃には自然と目から溢れるものが…(・∇・)← 素敵なお話をありがとうございましたm(*_ _)m (2020年9月17日 4時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
萌歌【そのへんの雑草】(プロフ) - 九十九さん» ありがとうございます(><) (2020年9月10日 15時) (レス) id: 346912ed92 (このIDを非表示/違反報告)
九十九 - うん、好き。 (2020年9月10日 15時) (レス) id: 23decf5699 (このIDを非表示/違反報告)
萌歌【そのへんの雑草】(プロフ) - 茉莉花さん» ありがとうございます! 次のネタも少しずつ考えてますのでお楽しみにお待ちください! (2020年9月9日 21時) (レス) id: 346912ed92 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:萌歌【そのへんの雑草】 | 作成日時:2020年9月8日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。