突然の転校 ページ2
「あたしは…あなたといたいです、」
あたし、浅村Aは、大好きな人の腕の中で、精一杯の気持ちを伝えた。
これはあたしが運命の人と結ばれるまでのお話。
＿＿＿さかのぼること、数ヶ月
「…転校？」
「そっ！手続きはもう済ませてあるから」
お母さんは人差し指を立て、ニッコリと笑を見せた。
「それって…お父さんの仕事の都合？」
「えぇ、あの人、今度は海外支社に行くことになっちゃってね……」
「海外？」
あたしの父は物流会社の重役さんで家に帰ってくるのは半年に数回程度。
でも…お父さんだけが海外に行くんだったら、転校はしなくていいんじゃないかな？
「実はね、私もついていくこてにしたの！」
「え？いつまで？」
「それがまだわからないの。だけどあの人についていきたいのよ！」
お母さんは少女のように頬を赤く染めながら、茶色の写真立てを手に取った。
あたしとお母さんとお父さんが、仲良く寄り添いながら写っている写真。
お母さんは暫く写真を眺めていたが、すっと顔を上げた。
まっすぐな瞳が、あたしを見つめる。
「だけど、あなた一人にさせるわけにはいかないから……」
「……から？」
あたしは身を乗り出して、先を促した。
「全寮制の学校に通ってもらうことにしました！」
ぱあっと笑顔を咲かせ、あたしの手を握るお母さん。
……うん、理解しました。
これはもう……決定事項ですもんね。
だけど、お父さんに会えるとウキウキしているお母さんを見ていると、あたしまで嬉しくなってしまう。
「わかった、転校、する」
こうして、あたしは新しい学校への転校準備をはじめるのだった。
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Saki - どうも！初めて見させてもらいました^_^ニヤケが止まらないですなぜでしょう。次回も期待しています！！！ (2018年12月25日 23時) (
レス) id: 3a93442a11 (このIDを非表示/違反報告)
螺子林檎(プロフ) - こちらでは、お久しぶりです！自分もB型なんで気持ちはわかりますwww ラスト死にました…八木原君サイコーです、おーけい！！！(やかましい (2017年5月23日 15時) (レス) id: 49d52155b2 (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - sonne tramさん» ありがとうございます；；がんばります！！ (2017年4月6日 0時) (レス) id: aa9e06ef90 (このIDを非表示/違反報告)
sonne tram(プロフ) - うん。面白いです！いやぁ〜続きが楽しみです！更新頑張って下さいです｀・ω・´) (2017年4月5日 23時) (レス) id: 5f7f644c4d (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - 螺子林檎@次回更新日4/6さん» Ｍｅ ｔｏｏ……… (2017年4月5日 13時) (レス) id: aa9e06ef90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももせ | 作成日時：2017年4月2日 23時
