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さんじゅうろくわ! ページ38

「あれ?Aちゃん……?」

貴「そうま先輩……?」


顔を紅くし、額を抑えながら具合を悪そうに保健室に入ってくるそうまくん

え、もしやイベント?


そ「先生は……?ちょっと休みたいんだけど……」

貴「先生は少しだけ出てますよ。あ、ベットで横になりますか?」


そう言えば力無く頷き、ベットへ向かうそうまくん
顔紅いし……熱?


ペン立ての中に入っていた体温計を手に取り、そうまくんに渡す
まあ、測んなくても熱ってのは見て分かるけど高かったら先生を早急に呼ばなきゃだからね

ピピッと無機質な音が保健室に響く

そうまくんは無言で体温計を見せてくる
体温計を手に取り、体温を見てみれば37.8℃

うん!微妙なライン!

38だったら呼ぼうと思ったけど37.8だかんな〜……
取り敢えず冷えピタでも貼っとくか

勝手に漁るのは良くないけど……しょうがないよね☆

棚の扉を開けて、中を見渡す
一番下の段にある冷えピタを手に取り、一枚取り出す

丁寧にシート(?)を剥がして、そうまくんの額に張り付ける

そうまくんは苦しそうな声をあげて前髪を留めているピンを外し、下げる


oh...

色気満々なんですけども……
イケメンの弱ってる顔面って色気ありすぎじゃね?
好きだけども!!


取り敢えず先生が戻ってくるまで面倒見とくか
優しいな〜Aちゃんは!


_____
Noside


「はあ、遅くなっちゃったわ」

保健室の先生が小走りで保健室へ向かう

姫宮の事を担任に伝えたが生徒達に捕まってしまって遅くなってしまった


保健室の扉を開けるとベット付近に2人の影が


閉じてあるカーテンを開ければベットに寝ている3年生の黄原そうまとベットの横に座っているがベットに顔を埋めて寝てしまっている2年生の姫宮A


3年生の方は見るからに体調が悪そうだ

状況から察するに姫宮が黄原の面倒を見ていたのだろう


「怪我人が病人の世話ねぇ……

席外した私が悪いけど直ぐ呼んで欲しかったわ……
後でお礼の言葉を伝えないと」


溜め息をつきながらも姫宮に感謝をしている様子


「それにしても……随分仲良しね微笑ましいわ〜」


そう呟きながら黄原の看病をする準備をし始めた先生

さんじゅうななわ!→←さんじゅうごわ!



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わたあめ。(プロフ) - ruruさん» 最高なコメントありがとうございます! (2022年2月10日 15時) (レス) id: a9bcf39354 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - ものすごく最高です!続き楽しみにして待ってます! (2022年2月10日 12時) (レス) @page50 id: da04a84b10 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 由利さん» コメントありがとうございます!是非生きてください〜!! (2022年1月24日 20時) (レス) id: a9bcf39354 (このIDを非表示/違反報告)
由利 - 更新ありがとうございます( ;∀;) 死にそう😇 (2022年1月24日 13時) (レス) @page47 id: ee4d6d40c1 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - すずたゃさん» 嬉しい言葉ありがとうございます!私も素敵な読者様に出会えて良かったです〜😊 (2022年1月24日 7時) (レス) id: a9bcf39354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わたあめ | 作成日時:2021年8月21日 23時

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