こんな乙女ゲーム望んでいません！！【騎士A】

にじゅうわ！ ページ22

廊下にいる女子生徒に手をふっている様子

手を降り終えたのかこちらを向いた

ばっちり私と目が合う
すると満面の笑みになって

近寄ってくる

くんなよ！

と叫びたいが言ったら私の社会性が問われてしまうのでやめる


ば「Aちゃ〜ん、遊びに来たよ〜」


語尾にハートがつく程甘い声

これ、前の私だったらクソ喜んでたけど今の私からしたら地獄への招待状で草


貴「赤城先輩遊びに来てくれたんですか〜？きゃー、嬉しい〜！」


怒りと殺意を入れながら返事をする

流石に刺々しすぎたかな？


ば「へぇ〜？そんなに嬉しいんだ〜？」


にやにやしてる先輩

これは何か企んでいらっしゃる？


ば「てか、赤城先輩じゃなくて、ばぁうくん♡って呼んでよ」


貴「え、っと。それは……」


流石にそれはヤバい

断ろうとすると、


ば「なに？俺の名前が呼べないわけ？んなわけねぇよな？」


顔を近付けてきました

ルックスはいいから心臓がもたんて
死ぬて

やめてもろて？


貴「ばぁう……先輩……！！」


諦めて仕方なく名前で呼ぶことに

君呼びは流石に無理だったので先輩をつけました〜

君呼びしたら周りの女子から殺されちゃうぞいっ！


ば「……まあ、いっか。」


不服そうな顔
だけど納得して貰えたみたい

一安心


し「で、結局なんの用だった訳？」


しゆんくんが机に頬杖しながら聞く
ゆきむらくんは隣で頷いた


ば「別に〜？Aちゃんに会いに来ただけだよ？」


又もやにやにやしながらみてくる彼

くそ、焦らしプレイか？！
あぁん？！


ゆ「……用済んだでしょ。帰れ」

ば「えぇ、ゆきむひど〜い」


口を尖らせながら嘆くばぁう先輩
可愛いかよ

それでもゆきむらくんはばぁう先輩を睨み続ける


ば「はいはい、邪魔物は帰りますよ〜じゃあまたねAちゃん」


甘い声

これで何人の女子落としてきたんだよ


まあ、私も落ちたんですけどね！

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