こんな乙女ゲーム望んでいません！！【騎士A】

じゅうはちわ！ ページ20

おはよう世界！

おはよう乙女ゲーム！

おはよう地獄の日々！！


無理矢理ハイテンションにするって難しいね

肩を下ろしながら溜め息をつく

目の前にあるご飯が不味くなってしまう
よし、食べよう


食べ終われば地獄の学校
帰りてぇ……


下駄箱で靴をいれようとすれば、中には沢山のゴミが
しかも、上靴には画鋲も

危ないなぁ、死ぬぞ？

近くにあったゴミ箱を持ち、下駄箱の下に設置して、箒でゴミを落とす

画鋲もついでに捨てておく


ぱん、ぱんっと手を叩く
なんかこれすると頑張った気分になるわ〜


そ「A、ちゃん？」


ゴミ箱を片付けてると突如後ろから私の名前を呼ばれる

後ろを振り向けば、目を見開いたそうまくんが


貴「あ、黄原先輩……。おはようございます……。」


慌てて会釈をする
なんか、焦ってる？


そ「もしかして、虐められてる？」


不安そうな顔。

なんでそうまくんが不安がってるんだ？
普通は私では？？
はて？


貴「虐めなんて！滅相も無い！」


疑問に思いながら顔を左右に振り、笑顔で否定する


そ「……そ、っか……。ならいいんだ。もしも困ってることあったら言って？今度こそ(・・・・)力になるから」


貴「え…？あ、はい！」


取り敢えず電話番号交換して別れた

今度こそってなんだ……？
んんー、なにかイベントあった気が……

思い出せない……

うう、思い出せそうなのに思い出せない！
すっきりしないー！

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