9話 ページ10
｢もういいかな？｣
急に夢が覚めて現実に戻された感じがした。
｢一応授業中だということを忘れずに。｣
｢す、すみません。｣
｢まあその感じだと2人とも感じられたようだな。｣
｢は、はい！なんかすごく心地よい感じがしまして…！ね！｣
そしてヤマトの方を見ると、まだ顔がすごい赤い。さっきは林檎って言ったけどなんかもうすごく辛いものみたいな。そんなくらい。
｢ど、どうしたのそんなに顔赤くして！｣
｢な、なんでもねぇよ…。｣
｢そんなに恥ずかしかったの？｣
｢そんなんじゃないって。それを言うならAだって耳がすごい赤いぞ。ほっぺも。｣
｢うそっ！？｣
頬を触ってみるとやはり熱い。熱を帯びてる感じ。でもヤマトほど熱そうには思えないな…。
｢そこまでじゃないってー！ヤマトの方が絶対赤いと思うよー！｣
｢も、もういいって！たく…俺の気持ちなんて(ﾎﾞｿｯ)｣
｢なんか言った？｣
｢何も言ってない…気にすんな。｣
｢そう？わかったよ。｣
ヤマトどうしたんだろう。なんか変。
｢とりあえずは成功したみたいで良かったよ。今回の授業はここまででいいかな。ちなみに週に一回は2人でハグして、魔力の流れを互いに確かめ合うようにな。｣
｢あ、わかりました…。｣
｢はい…。｣
｢よろしい。では授業を終わる。ご苦労だった。｣
｢ありがとうございました。｣
｢ありがとうございました…。｣
そして私たちはほかの授業も終え、自室に戻った。
｢あー！やっと終わったー！｣
｢ああ、そうだな。｣
魔法の授業はどうなることやらと思ったけど何とかなってるし。結構順調かも。
でも油断はしちゃいけないもんね。また明日も、普通の授業と魔法の授業あるし。
早めに勉強して寝ないとね。
すると、
｢…なぁ？A…？｣
唐突にヤマトに呼ばれた。
｢ん？どうしたの？｣
｢いや、ちょっと話さないといけないかなって事があって。｣
｢え？なになに？｣
私はヤマトが座ってるソファーに一緒に座る。
｢あのな、俺の魔力吸収の事なんだけど…。｣
｢うん。それがどうしたの？｣
｢それなんだけどな…。まず魔力吸収する時、たぶん感情が共有される。｣
｢…どういうこと？以心伝心的な？｣
｢まあそんな感じ。お互いの考えてることも共有されるし。｣
｢え！それ凄いじゃん！なんか凄いよ！｣
｢馬鹿だなぁ…。まあ凄いんだけどな。それでだ。今の内に言うけど…
俺、お前のこと好きだから。｣
続く (更新停止中)
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星 - 私はファンタジー作品が大好きで、『恋という名の魔法』も面白かったです！これからも更新頑張ってください！ (2017年3月24日 0時) (
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作者名：Knight4201 | 作成日時：2017年3月22日 11時
