7話 ページ8
一回目の魔法の授業
みんなが魔道場に向かう中、私達だけ違うところにいくように先生に促された。
それがどこかと言うと…。
「し、失礼します…。」
「失礼します。」
「おお、来たか。急で驚いただろう。まあ座ってくれ。」
学園長室(言い方あってるのかな?)に来た。
「はっ、はい。では失礼して。」
「うむ。君たちにはこれから、魔法の授業は、全て特別な部屋で受けてもらうことになる。2人だということもあり、普通の授業だとやりづらいからな。これからは君たち専用の部屋を用意させてもらった。そこで、私が直々に授業をしようと思う。なにぶんほかの先生の手が回らなくてな。いいかね?」
「全然!ありがとうございます!」
「学園長に教えていただけるなんて、光栄です。」
「そう言ってくれると嬉しいよ。では時間もあまり無い。早速その部屋に行こう。」
そう言って向かったのは私たちが暮らす部屋がある寮の地下だった。
「ここはなんにも使われてなくてね、君たち用に魔法に耐えれるように改装しておいたのだ。」
そこは結構広いスペースがあり。体育館くらいはありそうだった。
「では早速授業に入ろうか。」
私たちはまずお互いの魔力の流れを感じ取る練習をした。
「相手の魔力の流れを感じることが出来れば、自然と呼吸も合い動きやすくなるんだ。」
2人で向かい合い、両手を軽く繋いだ状態で相手の指先に集中をして魔力の流れを感じ取る。
しかしこれがなかなか上手くいかない。
「ヤマト、なんか感じる?」
「まあ、魔力吸収で慣れてるからな。俺はわかると思うぞ。」
「え、分からないの私だけ?」
どうしよう…。足引っ張ってるよ…。
「学園長。なにか、こう、コツみたいのってありませんか?」
「契約者のための授業は初めてだからね。コツなどはわからないが、流れ方を感じやすい方法ならある。」
「それはどうやってやるんですか?教えてください!」
「抱きしめてくれ。」
……ん?今なんて?
「お互い抱きしめあってくれ。ハグ、っていうやつだな。」
…………どうしよう…。
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星 - 私はファンタジー作品が大好きで、『恋という名の魔法』も面白かったです!これからも更新頑張ってください! (2017年3月24日 0時) (レス) id: 60fe6121df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Knight4201 | 作成日時:2017年3月22日 11時