忠犬王子はお嫌いですか？

僕の特権　*asru ページ4

「ねえ、あすまくん。」

「ん？なん、ラウ」

「あれほし「ああ、これ？」

「そう！ありがと。」





「ねえ、ラウ」

「なーに、あすまくん」

「今日クレープ食べにいこっか。」

「え！？やったぁ！」





あすまくんはエスパーなのかもしれない。
僕が欲しいと思ったものはお願いしなくても
くれるし、あれ食べたいなぁなんて
こっそり考えていると
連れてってくれたり、買ってきてくれたりする

前にいろんなものを持ってきてくれたり、
買ってくれたりするのが申し訳なくて、
ママに相談したら
「あいつは自分より下の子ができて
　甘やかしたいだけだと思うから心配すんな。
　今のうちに甘えとけ。」

って言われた。
その言い方だといつか甘えられなくなる日が来るのかな？

ぎゅーってすると
あすまくんの甘い香りがして、落ち着く。

それが僕のおねだりだと勘違いしたらしく
優しく頭を撫でながら微笑まれる。

「んー？なしたラウ。
　ほしいものあるん？」

「うん、ちょーだい」

あすまくんを、なんて言えなかった。

「あすまくんが使ってる柔軟剤ほしい。」

「俺の？ああ、いい匂いやもんな」

なんなら漂白剤もプラスであげるわ。
なんていって優しく笑うあすまくん。

きっとあすまくんは僕を恋愛対象として
見てくれない。でもいいもん


ずっとずーーーーっと甘えるから。
最年少の僕だけの特権

僕のこと恋愛的に見てくれなくてもいいから。




ーーーーーーーーーーーーーー
Twitter アカウント作りました
鍵垢の方であればフォロー許可いたします
＠0324＿wolf

俺らシンメ　*assk→←見てしまったんだ…

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

Snowmanのペンライト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す