42.正義感 ページ46
「とにかくっ、あたしは関係ないからっ！！」
聞き慣れた声が聞こえた。
自分が開いたドアの先で、諏訪が叫んでいた。
弾かれる様に、怒りに任せる様に、諏訪は出て行った。
せめてぶつからない様に出てけよ。
怒りを覚えながら美術室を眺めると、殺されたはずのクラスメイトも揃っていた。
須永「諏訪の奴、喜志と付き合ってたのか…。」
水越「多分間違いないよ、業界に顔が効いて、今の事務所に入れたのも彼氏のコネだって。」
石倉「ってか、半グレってそんなに力凄えのかよ………。」
ん、ばれてんだ。
甲斐「ベルムズは特別だ。
色んな繋がりがあるらしいからな。」
宇佐美「でも唯月、フェイク動画のことは知らなかったよね？」
甲斐「例え関わりがなくても、なんか握ってるはずだ。
じゃなきゃあんな風に逃げたりしねぇよ。」
ってか、なんか………皆、完全に寝返った感じ？？？？
あんだけ、反抗してたのに？
チョロいなぁ。
せんせーもびっくりだろうよ。
石倉「てか、甲斐。お前、ここに残るつもりか…？」
勢い良く立ち上がって、甲斐は言った。
甲斐「しょうがねぇだろ！
景山の動画を喜志に渡したのは、俺だし。」
石倉「わかった。」
宇佐美「それ言ったら、私も残るしかないじゃん…！」
魚住「香帆………！」
須永「まあさっきのぶっきーの話を聞いたら、
これで終わりにしていいのか？って思いはあるよな。」
嘘付け。
大体お前ら苛めてたの忘れてたのかよ。
俺その頃学校休んでたからなぁ……。(煽りと言い訳の2点セット)
次々と、「学校に残る」という生徒が多く名乗り出た。
しょうもない正義感を振り翳し、まるで苛めなどなかったかのように、
逞しい顔で。
はっきり言って反吐が出る。
「やっぱりぃ〜自 殺した理由、
気になるしぃ〜なんでこんなことになったのかぁ〜
知りたいしぃ〜🥺」
って？(笑)
どうしてこうも、クズにしか成長出来なかったのか。
親はどんな育て方をしたのか。
どうしたらこんな偽善者に生まれたのか。
そんな想いを代弁するかの様に、口を開いた人間が居た。
・
・
・
「俺は抜ける。」
ありがとう。君のお陰だよ。
やっぱりクズの集まりだよ、このクラスは。
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黒宮京 - stormさん» そうなんですね…！今続きの下書きをしているので、もう暫くお待ちください！ (2021年10月8日 17時) (
レス) id: eaceb83c51 (このIDを非表示/違反報告)
storm - 4話だぁ！…私4話のストーリが1番好きで、楽しみにしてました！続きも待ってますね！ (2021年10月8日 15時) (レス) @page39 id: 5bdda0872c (このIDを非表示/違反報告)
黒宮京 - あああああさん» こちらこそありがとうございます。これからも何卒…！ (2021年9月22日 16時) (レス) id: 49b59d928f (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 更新再開ありがとうございます！続き楽しみにしてます！ (2021年9月22日 15時) (レス) @page34 id: 01868fe0ee (このIDを非表示/違反報告)
黒宮京 - stormさん» お待たせ致しました。これからも何卒、よろしくお願いします…！ (2021年9月18日 8時) (レス) id: 49b59d928f (このIDを非表示/違反報告)
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