15.救い ページ16
水越「嘘、でしょ？
蓮、蓮…っ、蓮！！」
うるさいな。その程度で騒ぐなよ。
甲斐「殺したのか？
ほんとに殺したのかって聞いてんだよ！！
おい！！」
大丈夫！殺 してないよっ！
みんなは人生楽しーい！！！
から分かんないんだね！！
これ以上調子に乗るなら、
せんせーの代わりにぼくが3 7 5 6 4にするよ☆
せんせーはそれを無視して、マイクを手に取った。
柊「…これで、大人しくしてもらえますか。
それともまだ、───死人を増やしますか？」
もし増やす場合はぼくでお願いしまーす☆
柊「今日の授業は、これで終わりだ。お疲れ様」
柊「───茅野、ノートパソコン持ってこい。
あと、仁科。忘れ物は、“まだある。”」
『…は？』
忘れ物は…もう取ったけど。
面倒いいいいいいいいいいいいい
まあ、水越の相手するよりかは良いや。
諏訪「…A、取ってきていいよ。涼音は私達がなんとかするから。」
言われなくても取ってくるけどな。
なんでぼくがこんな奴慰めなきゃいけないんだよヴァーk
しゃしゃってんじゃねえって。
慰めてもらいたきゃ金払え。
あぁ、こういうところがクズって言いたいのかな？
席を立ち、教室を出た。
美術室へ入ると、
茅野が、一つの絵の前でしゃがんでいた。
それは、景山 澪奈の…。
柊「───もういいよ。」
柊「戻って良い。」
そう言われると、ぼくの存在に驚きながらも、教室を出た。
柊「お前はまだだぞー。」
『うぃーっす。』
雑に応答する。
『ぼくって忘れ物まだあったの？』
柊「いや？忘れ物があるってのは嘘。」
『なーんだ。じゃあ何の用？』
柊「何も、感じないのか？」
『ん？』
柊「お前は前から、中尾と良く話すことがあっただろう。
悲しくは無いのか？」
『別に？』
そう言うと、柊は顔を歪めた。
『仲良くしてても結局は他人じゃん。』
『だってそうじゃん。例えどこで誰が亡くなっても、2、3日後には皆、笑ってんだよ？』
『今悲しんだって、一年後には皆忘れてる。無かったことのように。』
『だからぼくは悲しくない。』
柊「…人質になってから、殆どの生徒が、泣いたり、叫んだり、
現実を受け入れようとはしなかった。
お前は、少しも泣かなかった。叫ばなかった。
何故だ？」
『…そりゃ、泣くわけないじゃん。
だって、それで…舐められてきたし。叫んだって、誰も…。』
【××:□□ちゃん！！□すけ…□すけて！！】
『助けてくれなかったから。』
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黒宮京 - stormさん» そうなんですね…！今続きの下書きをしているので、もう暫くお待ちください！ (2021年10月8日 17時) (
レス) id: eaceb83c51 (このIDを非表示/違反報告)
storm - 4話だぁ！…私4話のストーリが1番好きで、楽しみにしてました！続きも待ってますね！ (2021年10月8日 15時) (レス) @page39 id: 5bdda0872c (このIDを非表示/違反報告)
黒宮京 - あああああさん» こちらこそありがとうございます。これからも何卒…！ (2021年9月22日 16時) (レス) id: 49b59d928f (このIDを非表示/違反報告)
あああああ - 更新再開ありがとうございます！続き楽しみにしてます！ (2021年9月22日 15時) (レス) @page34 id: 01868fe0ee (このIDを非表示/違反報告)
黒宮京 - stormさん» お待たせ致しました。これからも何卒、よろしくお願いします…！ (2021年9月18日 8時) (レス) id: 49b59d928f (このIDを非表示/違反報告)
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