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8.仲良くなってんじゃん ページ8

4月26日__


HR前、いつものように教室に入ると、入学後1度も見ることの無かった全員出席という光景に、Aは目を輝かせた。

『やっと揃った!』

家「いつも私らだけだったもんな。」

『2人は?って聞いても夜蛾センいつも「任務だ」って言うからさぁ。』

家「夏油が居ないと毎回カップ麺になるからって、A、近くの図書館行って料理勉強したもんな。」

夏「私が知らない間に随分と自立したじゃないか。じゃあもう態々作り置きはしなくていいね。」

家「いやそれはマジ勘弁。コイツセンスねぇもん。」

『慣れるまで待ってよ!』

家「2週間かかって作れるようになったのが卵焼きだけってどうよ。」

『成長してんじゃん!!!!』

家「何歳まで生きる気だよってぐらいの成長速度じゃん。」

夏「、、、、じゃあ、もう暫く作り置きは続けようか。」

五「ママじゃん傑www」

夏「君達が家事出来なさすぎなんだよ悟。」

『え、2人名前呼び?仲良くなったの?』

夏「まぁね。そこそこの呪霊を倒してからかな。」

五「何がそこそこだよ。雑魚じゃねぇか。」

夏「、、、、いちいち君は鼻につく言い方をするね。」

『えーずるー!2人だけで親睦深めないでよ!』

夏「今のどこが仲良さげに見えた?」

悟「お前らもずっと一緒だったじゃん。」

『勿論!うちらだってお互いを下の名前で呼び合うくらいには!』

家「くっつくな耳元で叫ぶな嘘つくな。」

離れろ。と、肩を組むAを力づくで押し戻す硝子。

悟「不仲じゃんwww」

夏「そう言えば、Aも硝子も、最初からお互い下の名前で呼びあってたね。」

『こんなに一緒に過ごしてたのに、何にも進展無いなんて、、、、』

家「Aがずっと着いてくるだけだろ。」

家「特級らしくなりたいって毎日毎日夜蛾センに手合わせ頼んで、怪我して私に泣きついてくるし、」

家「初めての給料を1人ショッピングで使い果たして最後の10円で私に『迎えに来て』って公衆電話かけてくるし、」

家「『2人は本当に存在したのか』って男寮勝手に観察してバレてたんこぶ作って泣きつくし、」

家「石段で転んで怪我しておきながら『なんで反転術式しないの!?』って逆ギレするし、」

家「反転術式が対応するのは呪力によって負った怪我だけなんだよ。毎日毎日どんだけ振り回せば気が済むんだ全く。」

『すいません。』



夏(、、、、大好きなんだな。(*^^*))


五「保護者かよ。」

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作者名:かんちゃん | 作成日時:2023年11月24日 0時

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