7．最高にキモい ページ7
数十分後＿＿＿
家｢手間掛けさせやがって｡｣
『ｺﾞﾒﾝﾅﾋｬｲ､､､､』
見事にコテンパンにされたAは､地面に寝っ転がったまま､硝子に反転術式を施されていた｡
五｢夏油の方は清々しい顔してんじゃん｡｣
夏｢気分は最悪だけどね｡｣
五｢それでその顔はまじで意味わかんねぇ｡｣
夏｢まさか女子高校生の口から下ネタが出てくるとは思わなかったんだよ｡｣
五､家｢え??｣
一斉に注目を浴びたAは､へにゃりと笑って一言｡
『ゲトウくんのキン〇マ狙った｡』
五｢はぁぁぁああ!?!?!?!?｣
家｢お前っっっ笑笑笑ガキかよ笑笑笑｣
若干引き気味にバカにする2人に､痛む腕を振り回して言い訳をするA｡
『だって考えてよ!!!!私とゲトウくんじゃどう考えても私が負けるじゃん!!!!勝つにはこれしか無かったんだ!!!!』
家｢お前まじ動くな｡｣
『ｽﾐﾏｾﾝ』
夏｢勝ったのにトラウマになる戦いだったよ｡｣
五｢どんな戦いだよ｡｣
夏｢最初はやけに悩んでて隙だらけだな〜なんて調子に乗っていたら､いきなり低い体制で距離詰めてきて､Aの目線の先が何なのか気付いた時にはもう､､､､｣
と気分悪そうに話す夏油｡
五条は哀れみというか同情というか何とも言えない目をしていた｡
『てかさ､ゲトウくんのその女の子を下の名前で呼んじゃう感じ賛否両論ありそうだけど私はときめいたよ｡』
家｢この話題でときめいちゃうの最高にキモい｡｣
『ｼｭﾝ』
家｢うわやめてよセルフ効果音鳥肌立つ｡｣
夏｢兎に角もうあんなことはしないでくれ本当に｡｣
『いや､あ､ゴメンねゲトウくん｡私は良かれと思ってね､､､､』
五｢良かれと思っていい事と悪い事があんだろ｡｣
『えそれ君が言っちゃう､､､､?』
結構真剣な男2人を､不思議そうに見る女2人｡
五｢女には一生分かんねぇ痛みってのがあんだよ｡｣
家｢それならお前ら男共にも一生分からねぇ痛みが月1であんだよこっちにも｡｣
『えしょーこって重い方なの?』
夏｢そこじゃないよね?どこで張り合ってんのって聞くだろうまずは｡｣
五｢こっちは何億もの将来を背負ってんだよ!｣
家｢その理解した瞬間死にたくなるキモイ比喩辞めろ｡｣
夏｢右に同じく｡｣
『うわマジじゃんゲトウくんごめん｡』
夏｢ほんとやめてくれないか控えめに言って消えたい｡｣
さしすせ組は最強である｡
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作者名：かんちゃん | 作成日時：2023年11月24日 0時
