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*1* ページ1

Aside







吉沢 亮バッテリー貸して〜







『またかよ…』







テスト期間中、午前中でテストは終わる。
部活の開始時間まで部室でゴロゴロする。




福田学園の陸上部(投てき)に所属する私、咲良A。17歳の高校2年。


LINEしてきたこいつは、同じく2年で短距離の吉沢亮。






何回目だろうか。
亮がこうしてバッテリー貸してと言ってくるのは。
いい加減自分で買えよ。







A部室に居る?



吉沢 亮いる








そもそも、私と亮は初めから仲が良かった(?)話していたわけではない。
亮は入学してすぐに彼女ができたし、
私は人見知り…と言うかコミュ障で男子となんて全くと言っていいほど
話していなかった。


そんな私たちが話し始めたのは、1年の冬ぐらいだった。

*2*[過去]→



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作者名:桜夜 | 作成日時:2018年11月5日 14時

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