恋心八つ ページ9
さ「なー、ころんってさなんでこはくにアタックしねぇの？」
珍しくクラスに遊びに来たと思えば僕の秘密をおちょくるさとみくん。
お陰で驚いてプリント、クシャってしちゃったじゃん
まぁそれはさておき、アタック...ねぇ。
こ「嫌ね？僕だってしない訳じゃないんだよ。寧ろしてるつもり。な！の！に！！」
暇さえあればゲームしに行ったり、したくもない勉強もこはくに教わったり、休日は朝から遊びに行ったり、朝夕は毎日一緒に登下校したり、泊まったりしてるのにも関わらず...
こ「こはくが気づいてくれないんだもん....」
不貞腐れながらぶつぶつ文句を言ってるとさとみくんが黙った。
こ「？さとみくん？」
のそっと顔をあげると降ってくるデコピン。
さ「馬鹿なのお前。え？頭大丈夫そ？」
こ「は？え、何？」
頭はおかしくない。
強いて言うなら今のさとみくんからのデコピンでおかしくなった。
さ「気づいてもらえねぇ事前提でやらねぇと始まらないぜ？そうやってウダウダしてるとそんじょそこらの女に盗られるぞ」
こ「それはダメ。僕が許さない」
さとみくんの言葉を遮るように、食い気味に断言するとふっと笑う彼。
さ「ま、早めに検討つける事だな。報告楽しみにしてるぜー」
んじゃーな、と教室を出ていく里見くん。
いや本当に何しに来たんだよ。
まぁ、最近どうしたら良いか迷うことはあった。
この恋を諦めようとも考えたけど、隣は僕が良い。
ぼくじゃないとダメだ。
こ「早めにアタック...か」
今はこはくを僕のもとに縛り付けている状態。
早く僕を好きになって、気づいてもらわなきゃ。
でも...強引になりすぎると嫌われちゃうんじゃないかな。
どうしたら良いのかな。
踏み込もうとしても、退こうとしても怖い。
こはく、お願いだから僕から離れないでね。
怖いから。
僕はこはくに嫌われたくないよ。
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白兎(プロフ) - 闇時々兎さん» こ ろ ち ゃ ん は 女 の 子 垂 ら し と 言 う 設 定 も 兼 ね 備 え た か っ た か ら 仕 方 な い ね ( ´ ・ ω ・ ｀ ) (2021年4月8日 16時) (
レス) id: c273debe8e (このIDを非表示/違反報告)
闇時々兎(プロフ) - あ"ぁ"ころちゃんなにやっちゃてんの！！嫉妬は怖いよねぇ… (2021年4月8日 16時) (レス) id: 6642d8d623 (このIDを非表示/違反報告)
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