恋心十三つ ページ14
あれから土、日を挟んで学校に来た。
ころんが何回かお見舞いに来てくれたらしいけど熱だからと、空気を読んだ母さんが働いた。
事情聴取は凄かったが。
洗いざらい母さんに話すと「あらあら...ふふ」と意味深に返された。
今日はテストがあるので渋々登校したが絶対ころんには会わない。
会わせる顔がない。
ガラッと扉をあけると一気に向く視線。
「こはく君！大丈夫なの？！」
「原城！お前大丈夫なのか？」
莉「こはく！良かったぁ！！」
る「もう...心配したんですよ？良かったです」
『わりーわりー。古川さん、川野、俺は大丈夫だから安心してww莉犬とるぅとに関してはご迷惑おかけしましたwwさーせん』
古川さんは顔を赤くし、川野はお前なぁみたいな顔して席についた。
途端、ガシッと両肩を掴まれた。
る「さ、昼休み分かってますね？」
有無を言わせない暗黒微笑。
『あ、はい』
満足したのかにっこり顔のるぅとから解放され、ホームルームで担任にも心配された。
二時限目に体育があるからと男子更衣室で着替えに行く途中、二組をとおった。
やはりどうしても気になるものは気になる。
チラッと横目で見るとクラスメイト達に囲まれてキラキラしているころん。
勿論、美都さんもいた。
苦しいはずなのに、まだ
『やっぱ無理だ』
回りの奴等の雑踏に飲み込まれる位の声量で呟いたが両隣のるぅと莉犬には聞こえていた。
る「話、聞きますからね」
莉「こはくの味方だから」
温かく返され、うるっと来るものがあった。
その瞬間チャイムが鳴り、一時限目が終わった。
そして同じ瞬間、ころんの目が俺に向いた。
『やっば、もう休み時間だって！十分しかねぇんだから行くぞ！』
やっぱり怖くて、二人を急かすように廊下を駈けた。
こ「こはく！」
俺は臆病だから、俺は怖いから、俺は、俺は...！
涙を堪えながらナニカに追われるようにひたすら更衣室に走った。
「原城、お前放課後生徒指導室な」
『あ...えぇ』
「返事は？」
『はい！！』
その結果がこれとか笑えねぇよ！！
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白兎(プロフ) - 闇時々兎さん» こ ろ ち ゃ ん は 女 の 子 垂 ら し と 言 う 設 定 も 兼 ね 備 え た か っ た か ら 仕 方 な い ね ( ´ ・ ω ・ ｀ ) (2021年4月8日 16時) (
レス) id: c273debe8e (このIDを非表示/違反報告)
闇時々兎(プロフ) - あ"ぁ"ころちゃんなにやっちゃてんの！！嫉妬は怖いよねぇ… (2021年4月8日 16時) (レス) id: 6642d8d623 (このIDを非表示/違反報告)
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